↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
その箱を開けた世界で  作者: ナガズボン
第1章 鳳凰院 蓮火(仮題)
60/154

幕間 冒険者学校とある日の風景2

納得いかないかもしれませんが、よろしくお願いいたします!

 今日は前回の続きです。

 

 魔法学の授業は、教師のそのような言葉で始まった。


「前回は普通属性と特殊属性の2つがあるとお教えました。しかし、実は1つ例外があります。何だと思いますか?では、ーーーさん」


「えーと、分かりません……」


「ああ、落ち込まないでください。実は皆さんはまだ習っていない範囲なので、分からなくても無理はありません」


 教室から少しのブーイング。


「申し訳ございません。いじわるしてしまいました」


 ペロッと舌を出す教師。

 教室から消しゴムのカスが飛んでいく。


「ちょっ、やめなさい!先生が悪かったから!カスを飛ばすのはやめなさい!」


 教師のメガネがずれる。

 頭には、少量のカスが残っていた。


「さて、続きです」


 ずれたメガネを直し、何事もなかったように教師は授業を再開する。


「例外の属性、というか魔法になりますかね。皆さん今現在も、そしてこれからもよく使うことになるものです」


 ここテストに出ますよ。

 一つ前置きをしてから、教師は続けた。


「箱開けの魔法です」


 教室から少しの反応があった。


「どうやら知っている方もいらっしゃるようですね。そうです。これだけは例外です」


 なぜ例外かというと。

 理由を説明する。


「普通属性ではない。かといって特殊属性のように使える人が滅多にいないというわけでもない。というより皆さん使えるはずです」


 ゆえに例外というわけです。


 教師は締め括った。


 あ、そうそう。


 言い忘れたというように教師が一つ付け加える。


「箱明けの魔法の適性の高さは、あなたたちの最も得意とする普通属性の魔法の適性の高さと同等のものだと言われております」


 これは、様々な実験を行なった結果分かったことなので、殆ど間違いないと言えるでしょう。


 教師は説明は終わりだというように一つ頷きを入れる。

 頭に残っていた少量のカスがポロポロと教室の地面に落ちていった。


 やがて、チャイムが鳴る。


「さて、定期テストが終われば、年に1度の校内戦が行われます。また、今年は3年に1度、全国の冒険者学校の生徒が集まって行われる゛総理大臣記念杯゛全国冒険者学校統一戦が行われます。校内戦は、それの選考会も兼ねて行われるので、皆さん頑張ってください」


 一息ついて、教師は言う。


「ダンジョンに潜ってモンスターを相手にするだけだから、対人戦はやらなくていいなんて思わないでくださいね。対人戦の経験はきっと、モンスターを相手にする時も役に立ちますので。それに」


 教師はそこで笑みを浮かべる。


「統一戦に出れれば、企業がスポンサーになってくれたり、プロ冒険者競技チームから声がかかるかもしれませんよ」


 だから頑張ってください。

 教師は生徒のやる気を奮い立たせる言葉を送る。


 では、あとは自由に過ごしてください。


 それは冒険者学校とある日の風景だった。

お読みいただきありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。