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その箱を開けた世界で  作者: ナガズボン
第1章 鳳凰院 蓮火(仮題)
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アカズのダンジョンと旧きもの4

よろしくお願いいたします!

「ほんとに……もうほんとにもうボケるのは止めてくださいよ!?」


「ボケているつもりはなかったのだがな」


「天然であれやってたら逆にすごいよっ!!尊敬するよっ!!」


「敬え」


「もうほんとに、すんません!勘弁してください!!」


「分かったよ」


「そう言うってことは、やっぱりボケてたんじゃん?!」


「む、少年。かまをかけたな。やるじゃないか」


 もはや漫才コンビ並みの息の合い方であった。

 

 駈とリストのやり取りを見ていた蓮火は、少しムっとした口調と表情で言葉を溢す。


「なんだか、仲良さそうだね?駈君?」


「僕は出来れば、蓮火さんともっと仲良くなりたいですっ!」


 蓮火の口調と表情に不穏なものを感じ取った駈は咄嗟に、そして無意識にそんな反応を返した。


 果たして、それを聞いた蓮火は。


「え、えぇ?!そっ、そんなっ?!い、いきなりそんなことを言われたって困るよっ?!ボクにもこ、心の準備というものが……」


 顔を赤くして、ワタワタし出す。


 よし、蓮火さんの動きを止めたっ。


 そう思う駈であったが、自分が無意識で口にした言葉の意味には気付いていなかった。


 先ほどリストに天然という言葉を使ってツッコミを入れていた駈だが、自らは天然も天然。

 天然の女殺しだった。


 こ、子どもは三人くらいでっ。

 蓮火の妄想はとても遠くに飛んでいる。


「収集がつかないなこれは」


 駈と蓮火の様子を見ていたリストは、やれやれと首を振り。

 自分のことを棚に上げて、そんなことを呟くのだった。

 

お読みいただきありがとうございました!

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