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その箱を開けた世界で  作者: ナガズボン
第1章 鳳凰院 蓮火(仮題)
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少年と少女のじゃれ合い2

「もーう、からかわないでよ!?」


「すいやせんって。もうやりやせん、やりません」


「君、ボクの扱いが雑になってないかい!?」


 歳上なんだからなボクは、と蓮火は憤る。


「そうやっておもしろく反応してくれるからですよ。何か可愛くて」


「かわいっ?!」


 突然のその褒め言葉に蓮火は顔を赤くし、照れ始める。

 そういうのがイジリたくなる原因なんだけどな、と駈は思うのだった。


「って、またからかったな!?今度は騙されないぞ!」


「いや、可愛いって言ったのは嘘ですよ」


「ボクが可愛いなんて……って、えっ?!そっちが嘘なのかい!?」


「反応が面白いって言ったのは本当です」


「出来れば、そっちが嘘であって欲しかったよ!!」


「あと、可愛いのが嘘って言ったのは嘘です」


「もうボクは君が分からなくなってきたよ」


 ボクは歳上なんだからなと憤る蓮火。


 その口調は弱々しいものだった。

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