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Blade:12

気が付くと九月だった。


どうも。夏休み終わりそうです、みっちゃんです。


今年の夏もベランダにシスターさんが引っかかっていたり、クローンな妹達を助けるようなことはありませんでした。

どうやらそれはツンツン頭のフラグメーカーさん限定らしいですね(笑)


ああ、義妹ほしいー(切に


自分で書いておいてなんですが、何のしがらみにも囚われない自由奔放なカイルが羨ましいです。なんなのでしょうね、彼は。

ちょっとお前、そこ代われよ、おい。






真っ暗な階段を俺とイリーナが進む。現在イリーナは俺の片腕にしがみついている状態なので俺は果てしなく歩き辛いのだが、まあその分彼女のたわわに実った果実を服越しに堪能出来ているのでこれはこれでいいとしよう。ぐふふ、役得だぜい☆


「うぅ、暗いな……」


「まあ、地下の通路だからな。暗いのは当然だろ」


「それは、そうなのだが……」


未だにぶつぶつ文句を言いながらも進むイリーナ。

地上での強気な態度はすっかりなりを潜め今では俺にしがみついていないと階段を降りれない始末だ。やれやれ、ホントに困った騎士団長さんだ。

その時、天井から降ってきた水滴がイリーナの首にピチョンと落ちた。


「ひゃんっ!な、なんか落ちてきたぞ!」


「落ち着け、ただの水滴だ」


パニックになって暴れ出すイリーナとおっぱい。

イリーナが腕にしがみ付くので、その豊満なあれが、押し付けられて……。

やめろ!俺の理性がもたなくなるだろ!

暴れるイリーナを無理やり抱き締めて落ち着かせる。なにか色々と当たっているが今は意識から外す、でないと俺のキャノンが反応してしまいそうだった。

俺が抱き締めるように抑えているとイリーナは次第に大人しくなり、いつもに冷静さが戻ってきた。

まったく、こいつのお守りをするのも大変だぜ。


「す、すまない。私としたことが取り乱した。もう大丈夫だ、放してくれ」


恥ずかしそうにしながらイリーナが俺の腕から抜ける。こいつは本当に危なっかしくてしょうがないな。


「気をつけろよ。真っ暗で危ないんだから下手に暴れると怪我するぞ」


「……意外と優しいのだな」


「まあな」


そりゃ、俺は紳士だからな。女性と幼女には特に優しいことで有名だ。


「本当に感謝している。今もこうしてお前は厄介な私を見限ることなく手を引いてくれる。私なんかのために迷惑かけてすまない」


「……イリーナ。お前、なんか勘違いしてないか?」


「?」


俺の言葉にキョトンとするイリーナ。首を傾げている姿が可愛い。


「俺はお前を厄介だと思ったことは一度も無いぜ。だからさ、『私なんか』なんて自分を虚ろにするようなこと言うなよ」


こいつは誰かを頼るということを知らなさ過ぎる。少しは周りに頼ることを覚えないといつかこいつは自身の孤高に潰されてしまう。


「だ、だが実際お前には迷惑をかけているし……」


「こんなの迷惑の内には入らねえよ。誰でもいい、困った時は誰かに頼れ。お前の周りにはシオンやレスタ、それに騎士団の連中が居るだろ?」


そうだ。お前の周りにはお前を慕っているたくさんの仲間が居る。お前は一人じゃないんだ。


「……お前には頼ってはダメなのか?」


「俺?別に構わないが、俺でいいのか?」


自分で言うのもなんだが、あまりオススメとは言えないんじゃ……。


「私はお前がいいんだ。お前なら迷惑かけてもあまり罪悪感が湧かないし」


「あっ、さいですか」


頼ってくれるのはうれしいがなんか複雑だな。しょぼーん。


「ふふっ、ありがとうな、カイル」


零れたといった表現が正しい感じでイリーナが微笑む。

おっ、やっと俺のことを名前で呼んでくれたな。てっきり名前で呼びたくないほど嫌われているのかと思った。

でも、これは……、


「フッ、ツンデレがデレおったわい」


「誰がツンデレだ!」


ベシッと頭をはたかれる。地味に痛い。だがこれもツンの部分だと思えばなんてことないのさッ!

ぐふふ、見てろよ絶対俺のメイドにしてみせるからな。


「……やっぱ失敗だったかも」


「失敗するから成功があるんだ。そう落ち込むなよ」


ぽんぽん、とイリーナの肩を叩く。


「誰のせいだ!まったく、お前と話していると悩んでいたのがバカらしくなってくる」


プンプンと擬音が似合いそうな感じでイリーナが言う。怒っていても全然迫力がないな。


「悩んでいてもしょうがないだろ。何事も行動第一だぜ?」


「……それもそうだな。よし、早くシオンたちに追いつくぞカイル!」


イリーナは俺の腕から離れて前を進もうとして、


「うっ……」


目の前の暗闇に怯み、そのまま俺の腕にリターンしてきた。おかえり、おっぱい。


「暗いのが怖いんなら一人で先に進もうとするなよ」


「い、今なら一人でも行けるって思ったんだ」


イリーナがしゅんとうな垂れる。可愛いじゃねえか、おい。


「あー、もういいからちゃんと捕まってろよ?」


「うん……」


俺の腕に強くしがみつくイリーナ。

なんか本当にお守りをしている気分だ。でもこれはこれで悪くないな。














「ところで、胸を当ててるのはわざとなのか?」


「ひゃう!……そ、そういうのは早く言えー!!」


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