十三話 珀の気持ち
俺が家に帰ると珀が出迎えてくれた。
「兄貴、おかえり。でもちょっと帰りが遅いぞ」
「ごめんごめん。ちょっと痴漢にあっ「「痴漢にあったのか!?」」
俺の声は珀の声にかき消された。
「どんなやつだ!!色気で兄貴に迫ってきたのか!?許せんぞ!!」
「おいおい!ちょっと待てぇ!!痴漢にあったのは優で、痴漢したのはおっさんだぞ!?」
「えっ…あっ…そ、そうだよな!ち、痴漢するのってやっぱ、おっさんだよなっ!」
珀は何やら顔を赤くしながら慌てて俺に話してくる。何か変な事言ったっけ?
するとリビングから雫が来た。
「珀、蒼兄が他の女にとられるのがそんなに嫌なのかな?w」
雫がそう言うと
「なっ…ち、違う!!私は兄貴の身を案じて言った訳でそんなような事じゃない!!」
珀はさらに顔を赤くして雫に説明している。
たまにチラっとこっちを見てくるのは何でだ?
「っと、俺風呂入ってくるから着替え準備よろしくな」
俺がそう言うと、何とか雫に弁解できた珀が言ってきた。
「そーいう人を使うのをやめなよ兄貴」
「あぁ。次からは自分でやる」
「またそう言って。」
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ーー珀視点ーー
まったく、兄貴ったら人をよく使って。今度は私が兄貴を使ってやるぅ。
そう思いながら歩いていると兄貴の部屋についた。
「え〜っと、着替え着替え…」
兄貴の着替えを探しているとある物が目に入った。
「こっ…これは!」
私はある物を手にすると近くに誰もいないことを確認する。
「よし。誰もいない…っと」
ある物とは…そう、兄貴のパンツである。
私はパンツの匂いを嗅いだ。
すぅ〜はぁ〜、兄貴の匂いがする。
自然と手が下の方に伸びていく。
「っと!いけない!何してんだ私!」
理性のおかげで現実にもどってこれた。
「早く着替えを持って行かないとな」




