第二話 死後の食事
街の一番外れにある、リルシリスの自宅に着いた。
リルシリス「ま、入れよ」
平屋の小さな古い建物だった。
家の中は割と整頓されていた。
ヤーン「お前、結構綺麗にしてるな。いや、意外や意外」
リルシリス「古いけどな、自慢の家だ。ま、座れよ」
ヤーンはダイニングテーブルの椅子に座った。
リルシリスは台所で料理を始める。
しばらくして、早めの夕食になる。
食事が始まり、ヤーンは勢いよく食べようとするが、久しぶりの食事なので、ゆっくりとしか食べる事が出来ない。
しかしヤーンは喜んで食べている。
ヤーン「うめ!お前、飯作るの上手いじゃないか!」
ヤーンは必死になって食べている。
ヤーン「こんなに美味いの食ったの初めてだ。しかも死んでから最初の飯だ…」
ヤーンは涙を流しながらリルシリスの作った料理を食べている。
リルシリスはヤーンに一つ質問した。
リルシリス「ところでさ、お前死んだって、いつ頃死んだんだ?」
ヤーン「よく覚えてない。多分二、三日前だ」
リルシリス「じゃあ、それから何も食べてなかったのか?」
ヤーン「ずっと腹は減らなかった」
それから時間はかかったが、ヤーンは腹一杯食べた。
そして極限の睡魔に襲われたヤーンは、椅子に座ったまま眠りについた。
リルシリスはヤーンが落ち着いたら、街の教会へ話をしに行こうと考えていた。




