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放課後、担任のお叱りを受けた進は1週間の奴隷契約を結ばされだ挙句、ある教室の清掃を任されていた。
何がいけなかったんだ?
内容は学生らしい内容だったと思うけれど、テストの解答欄に書いたのがいけなかったのだろうか。
しかしあのクズ教師め、普段使っていない資料室の掃除なんて、学校の事務員さんの仕事なんじゃないのか。
っていうか奴隷ってなんだよ、ほんと捕まればいいと思う。
あ、捕まっても冤罪で出てくるんでしたね。
我らがえっちゃんはあらゆるコネと権力を利用して世界を我が物としているのだ!もちろん、市民を取り締まる人とはいえ抵抗できる様なものでは無いし、歯向かうものには容赦はしないぞ!えっちゃん万歳!
おっといけない。何かとても気分の悪い変なイメージ湧いた気がした。
とはいえ、ちょっとだけ興味があった。
資料室って基本管理している人以外立ち入り禁止だし。
まさか先生が管理人だとは思いもしなかったけれど。
先生から預かった資料室の鍵を取り出し施錠してあるドアを開ける。
どうやらこの鍵(と言っていいのかわからないけれど)最新の技術を利用されているらしく、管理者が許可した人しか開けられないらしい。
なんでも生体データ?をスキャンしているんだとか。
つまり、もし鍵を拾ったりだとか奪ったりしたとしてもこの部屋には入れないということだ。
そこまでする資料室とは一体……
少しばかり、いや、かなり好奇心に煽られて内心緊張しながら資料室へと入った僕は驚愕した。
……資料室は資料室じゃなかった。
いや、意味わからないけど、多分そうだ。
土足で入るなとばかりに土間があり、床はフローリングでカーペットが敷いてある。
学校には不相応なL字型ソファや一般家庭にはなさそうな大きなテレビ、小さめの冷蔵庫まである。
なにより目を引くのは黒檀というやつだろうか、素人が見ても高価そうな机と偉い人が座っているようなやたらと座り心地の良さそうな椅子があった。
「これもう家じゃん!」
あのクズ教師、管理人の権利を悪用して、資料室を私的に改造している!
間違いなくここは奴のサボり場だ!
もはやため息しか出なかった。
おかしいはずだよ、ここの鍵だけ他の教室の鍵とは違ってやけにハイテクだし。
流石、女王と呼ばれるだけはある。
さしずめあの椅子はこの学校の影の王座といったところだろうか。
学校とは何をする場所なのか知っているか?
という質問を先生にする機会が訪れるとは思いもよらなかった進は考えるのをやめて、奴隷としての仕事を始めるのであった。




