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異世界最強勇者の逃亡生活 〜旅する仲間は俺の弟子〜  作者: かなちょろ
第二章 【冒険者学校】

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第57話【クラス対抗試合】

 ディーンとリアンは色々な授業に出るも、それなりの成績が取れてしまい、先生達からの上級クラスへの推薦が止まない状況になっていた。


「えー、今度クラス対抗の試合があります。 こちらは選ばれたクラス代表の5名で他のクラスの代表とポイントを競う試合です」


 朝一で教室に入って来た先生はそう告げた。


「試合って……何をするんですか? それにポイントを競うって?」

「皆さんは初めてですから説明します」


 説明はこうだ。

 1、試合は全部で5種目。 これを3日間でクラス代表5名がそれぞれの種目で競って争う。

 2、勝った代表のクラスにはクラス全員にポイントが入る。

 3、1番ポイントを多く取ったクラスの勝ち。 優勝クラスにはボーナスもあるようだ。

 そして種目だが……。


 1種目、薬の調合の試合。 ただ調合するだけでは無く、薬草などの採取から始め時間内に薬を完成させる。

 2種目、長距離走だが、時間内にスタート地点にある荷物をどれだけゴールに運べるかを競う。 ゴールに荷物を置いたらスタート地点に取りに行くのも可だが、時間までにはゴールにいないといけない。

 3種目、料理対決。 用意された食材を自分の調理台に運んで料理を始める。 時間内に5人分を作り、審査員に判定してもらう。

 4種目、武闘大会。 5人対5人の10人が舞台に上がり戦う。 3人倒せば勝ち。

 5種目、5人チームのダンジョン攻略。 魔物も罠もあるダンジョンで宝を持ち帰る。 宝にはポイントが決まっているので多く集めたチームの勝ちだが……このダンジョン攻略は相手チームの邪魔をしてもいいらしく、毎回荒れる試合になるのだとか……。

 この5種の合計ポイントが高いクラスが勝ちとなる。


 クラスの代表を決めるために各々得意分野を話し合い、授業のポイントなども加味して代表が決まった。

 スバラ、キュール、シアンの3人とダリク、モーヘンの2人、この5人と決まった。

 スバラやキュールが俺とリアンを押してくれたが、先生達から試合には出ないようにと言われてしまっていた。

 どうやら授業が問題になったらしく、俺とリアンは剣技、魔法学、冒険でやり過ぎたらしい……。

 俺達にはその気はなく大人しくしていたつもりだったのだが……各先生達から上級に上がれる実力があると推薦されているのを全部断っていたから、今回のクラス対抗試合を急遽する事になったとも噂され始めていた。

 クラス対抗試合を第三者目線で見て、自分の実力が既に上だと言う事を気が付かせたいんだとか何とか聞いたけど……。


「ディーンとリアンが試合に出てくれれば絶対負けないのによ」

「本当よね……残念」

「そうだディーン、俺の代わりに試合に出るってのはどうだ?」

「それはいいわね、スバラじゃ試合に勝てるかわからないし」

「なんだとお!」

「おいおい、喧嘩はやめろ。 俺は出るつもりは無い」

「私も先生に言われてるし……」


 こうして俺とリアンはサポートに周りながら試合の前日を迎えた。


「ディーン大変だ!」


 スバラが部屋に飛び込んで来た。


「そんなに慌ててどうしたんだ?」

「ダリクとモーヘンが!」


 話しを聞けばダリクとモーヘンは俺を煽って来ていた連中と口論になり、試合前の景気づけにと剣術の模擬試合を挑まれ大敗して怪我をしてしまった。


「2人は大丈夫なのか?」

「大きな怪我はしてないが、試合には出られそうも無い」

「それじゃうちのクラスは不戦敗ってことか? それとも誰か別の……」

「そう! だからディーンとリアンの2人に出てもらいたいんだ!」

「おいおい、そうは言っても俺とリアンは……」

「わかってるけど代理としてディーンもリアンも試合に出られるように先生を説得したんだ」

「よく説得出来たな……」

「まあね、だから頼むよ」

「う〜ん……仕方ない……わかった、試合に出るよ」

「そうこなくっちゃな! リアンにはキュールとシアンが話してるはずだから!」


 いきなり試合に出る事になったか……まぁ、準備だけはしておこう……。


 ディーンは試合に出るためのいくつかの準備を始めた。


「私も出るの!?」

「ええそうよ。 理由はさっき説明した通りだからね」

「でも兄さんがなんて言うかしら?」

「そっちは大丈夫よ。 ちゃんと了承してもらってるし(多分ね……)」

「それならいいけど……」

「リアン、頑張ろうね」

「う、うん」


 リアンはキュールとシアンに説得されて試合への参加を決めた。

 こうして試合当日が訪れる。

 読んで頂きありがとうございます。

 頑張って書いていきますので、モチベを上げてあげようと思っていただけるようでしたらブクマや★評価をつけていただけますと作者が喜んで踊りながら遅い執筆も早くなると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

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