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異世界の歩き方!  作者: Sakaishi-Nihonshi
第2章, 信頼関係構築イベント
27/33

死体陳列罪

以下、能力名『未来予知』で視認することのできた

情報の開示を開始する


______________________________________


『ザザッッッッ……ザーーザッーーーーー』


視界が突如暗転し、場面が切り替わった

視野は想定以上にクリアとなっており、白黒ではなくカラーとなっている

辺りを見渡してみると、

かつてカガミ=フウマが仲間たちと食卓を囲んだ

居間の扉の前に私はいた

目に映ったのはルナーシュの死体だ

胴がへそを境に真っ二つにされており

顔の額には包丁のようなものが深く突き刺さっている

また右腕が欠損しており、

肩からその先がなくなっている

顔には深い苦悶の表情を残したまま硬直している


ルナーシュの下半身と上半身には

30cmほどのスペースが空いている

その断面を覗き込んでみると、彼女の肉が渦巻き状に捩《ねじ》れており

まるで人より大きな巨人に絞りねじられたような状態だ

学校での雑巾の水を絞るときのように……


***


『ザザッザザザザッザッザッ……ザザーザッーーーーー』


またもや場面が暗転し、切り替わる

屋敷のエントランスと大門を繋ぐ、石畳の一本道の上に私はいる

目に映ったのはプラティの死体だ

胴が胸を境に真っ二つにされており

首と一対の兎耳には包丁のような刃物が深く突き刺さっている


床の石畳の隙間には夥《おびただ》しい量の血が流れ込んでおり

既に救命は不可能だ

こちらには上半身と下半身の間にスペースは殆《ほとん》どなく

彼女の肉の断面を確認することは叶わなかった


***


『ザーザザーーーーーッッッ ガガッ』


再び場面が切り替わる

壁一面の本棚や仕事の為の執務机が置かれている書斎に私はいる

目に映ったのはマグレガー・カルシュの死体だ

こちらは胴自体は寸断されていない

ただその代わりに20本を超える数の

包丁のような刃物が身体中の至る所に突き刺さっている


部屋は全体的に荒れていて、壁も一部破壊されているので

ここでマグレガー・カルシュと敵勢力との

交戦があったと伺える


***


『ザザッザザザザッザザザザザザザッ…………』


聞こえてくるノイズ音がより一層大きく、激しくなる

更に場面が暗転し、切り替わる

遥か遠くにまで続いている赤い絨毯の敷かれた廊下に私はいる

目に映ったのはテリウム・エーギルの死体だ

近くにはペットである飼い熊のスーパの姿は見当たらない

胴がへそと股の中間地点を境にして寸断されており、

心臓のあたりには包丁のような刃物が

深く突き刺さっている


心の臓からは大量の血が円形状に広がっており

次々に絨毯に染み込んでいくのが確認できる


***


『ザザッ』


またもや場面が切り替わる

大きな無地のベットが置かれている寝室にいる

目に映ったのはマヤの遺体だ

ベットの上に置かれている彼女の状態はこれまでの中で最も損傷が酷く、

胴は寸断され

無惨なことに四肢も全て引きちぎられ、床に散らばっている

包丁のような刃物が

手のひら、足の甲、胸部、太ももに貫通して突き刺さっており

救命が不可であることは自明となっている


かつての無地のベットは、今となっては一面の血の海と化しており

それが木製の床にまで滴り落ちてもいる


***


『ザーザーーガーザーザザッッッザッッーーーガガガッッ

ピッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーピッピーー……』


場面が切り替わる

この屋敷の敷地と一般の道を隔てている大門にいる

目に映ったのは……

カガミ=フウマの死体だ

彼は大門に寄りかかるようにして死んでいた

胴がへそを境に真っ二つにされている

周りには明かりが月光しかなく

これ以上、死体の様子を詳しく確認することは出来なかった


***


『ザザッザザザーーーーーーーーーーーーーーーー』


最後の場面切り替えをする

目に映ったのは

屋敷のエントランスにて、一列に綺麗に並べられた

ルナーシュ、

プラティ、

マグレガー・カルシュ、

テリウム・エーギル、

マヤ、

そしてカガミ=フウマの

死体の数々だ


マグレガー・カルシュを除きその全ての死体が

切断された上半身と下半身の間に

50cmほどの空白が生じており、

室内の灯りも十分にあって死体の様子を詳しく観察することができた


先刻、私は死体の様子を”学校での雑巾の水を絞っているようだ”

と形容したがその表現で概ね合っている

切断面を見てみてもやはり肉や皮膚が渦巻き状となって歪み、捩《ねじ》れている

この状態が想像しにくいのであれば

A4の紙を用意し、それを小さく丸めて

それの両端を手で持ち思いっきりねじってみてほしい


その紙の状態が今の数々の死体の様子である


______________________________________


引き続き、私 █ █ █ = █ █ █

による能力名『未来予知』で視認することのできた

情報の開示を続ける

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