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色彩搾取の灰色世界で、不器用な魔女は鉄の騎士に命を捧ぐ 〜クロマティック・ウィッチ〜  作者: w.t.
Episode0:色彩の塔からの墜落と、灰色の揺り籠

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7:忌み子と秘密

「おい、離れろテオ! 近づくんじゃない!」


 少年の背後から、大人たちの怒声が飛んだ。村の自警団だ。彼らは武器を構え、少女とアイゼンを遠巻きに取り囲んだ。


「見ろ、あの髪。あの目。……『塔』からの落ちこぼれか?」


「不吉だ。関わるとろくなことにならんぞ」


「捨て置け。どうせ水もなしじゃ三日と保たん」


 大人たちは、彼女を「人間」として扱わなかった。灰色の世界では、得体の知れないものは即ち「リスク」だ。彼らは唾を吐き捨てると、まだ未練がましそうに振り返る少年、テオの首根っこを掴んで引きずっていった。


 再び、静寂が戻った。少女は動かなかった。否定されることに、何故か嫌悪感はなかった。ただ、喉が焼けるように渇いていた。

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