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色彩搾取の灰色世界で、不器用な魔女は鉄の騎士に命を捧ぐ 〜クロマティック・ウィッチ〜  作者: w.t.
27章:『色彩回帰(リ・ペイント)』

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第2節:論理と血脈の解錠

ズゴゴゴゴ……!



カルミナの言葉と共に、床から無数の**防衛砲台(タレット)**がせり上がってきました。



彼女自身は動きません。

塔そのものが、彼女の手足となって私たちを排除しようとします。



「させるかよッ!」



ヴェールさんが叫び、短剣を投擲しました。



しかし、玉座の前に展開された**黄金の障壁(アウルム・シールド)**に弾かれ、火花と共に砕け散ります。



「チッ、物理無効かよ! 反則だろ!」



ビッ、ビッ、ビッ!



砲台から一斉に熱線が発射されました。

雨のようなレーザーの豪雨。逃げ場はありません。



ガギィン!!



しかし、その全てを虹色の壁が遮断しました。



アイゼンです。



彼は私の前に立ち、両腕を広げてエネルギーフィールドを展開しました。

巨躯が、小さな私を完全に覆い隠します。



ジュウウゥ……。

装甲が焼ける音がしますが、彼は一歩も引きません。



その背中が語っています。

『手出しはさせない』と。





「……硬いガードね。でも、鍵穴のない扉はないわ」



アイゼンの背後から、ヴィオラさんが進み出ました。



彼女は懐から、複雑な形状をしたデータスパイク――**論理鍵(ロジック・キー)**を取り出し、床の接続ポートへ突き刺しました。



「姉さん。300年前の喧嘩、終わらせに来たわ」



バチバチバチッ!



スパイクから紫色の火花が走り、空間に無数のホログラムウィンドウが展開されます。



『警告:不正アクセス検知』

『管理者権限により排除――』



「させないわよ。あんたの思考回路ロジックは、私が書いたんだから!」



ヴィオラさんの指が高速で空を叩きます。

彼女のハッキングにより、砲台の動きが鈍り、黄金の障壁にノイズが走りました。



『……小賢しいわね、ヴィオラ。でも、論理だけでは届かないわ。最後の認証は「血」よ』



カルミナが嘲笑います。



障壁の奥にあるコアは、カルミナと同じ遺伝子配列を持つ者しか受け付けない「生体ロック」で守られていました。



「私がやる!」



飛び出したのは、リアでした。



「リア!?」



「マシロおねえちゃんは、燃料なんかじゃない! 私も、魔女の子供だもん!」



リアはヴィオラさんの横に立ち、小さな手を制御パネルに押し当てました。



『認証:生体ID確認――血族コード:黄金(オーレリア)



システム音声が響き、黄金の障壁に亀裂が入りました。

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