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第一章 金無し勇者
□ リフブ城前
「くそぉ〜…!」
あのあとなんやかんやで王様に同意書にサインをさせられ、鉄製の剣と雀の涙程しかない金を持たされ街を彷徨っていた。
王都は人で賑わい、田舎者の俺は少し浮いてしまっている。
「お金に困っているようですね勇者」
「あぁ、王様もケチなもんだな。こんなんじゃ魔王討伐どころか明日の飯も危ういぜ…」
腰巾着に入っている金は心もとない。こんなのでどうしろと言うんだ?
「仕方ないですね。選択を貴方に与えましょう」
「……えぇ…?」
「正しき選択をすれば魔王討伐へ一歩進むでしょう」
あまり良い予感がしない。が、金が無いのは魔王どうこうよりも明日の心配が勝つ。
「……いいぜ、受けて立ってやろう」
「よろしい。では3つ選択肢を用意します」
ここで選択肢です。
さて、お金のない貴方はどれを選びますか。
A そこらの人に強盗→選択肢2ーAへ
B カジノで一儲け→選択肢2ーBへ
C 地面に錬成陣を書いて錬金術を試す→選択肢2ーCへ




