編入試験
どうも、澪霧です。
少し短めですが本編です。
今度からタイトルはこういった形式にしますカウントしなくて良いから。
またあとがきで!
私、瀬戸川由莉は、全てが白に染まり、全て光を跳ね返すさも幻想的な道を歩く。
というか雪道だった。
冬休みも残り一週間を切った1月8日。私は珍しく降り積もった白い雪を編入試験のために、ざく、ざくと小気味良い音を立てながら歩いていた。
今日行われる試験は、学力、楽器実技、理事長面接の3つ。うん、できる。どれも得意だ。
歩く。ただそれだけなのに、体が変わったことを実感する。
遠いのだ。
身長が40cmほど縮んだことで、歩幅が小さくなるからだと思う。
あと周りからの視線。凄いガン見される。もうやだ泣きたい。
等々考えながら歩くと、道のり等案外すぐで。
学校に到着して、まず事務室内で要件を伝え、理事長室へ。事務室では、クリスマスライブに出演したことにより、すぐにわかって貰えた。
「失礼します」
そういって扉を開く。
「よく来たの。まあ座りんさい」
理事長が言う。
私が座ったのを確認して、
「いやはや、とんだ災難じゃったのぉ。瀬戸川律くん。いや、今は由莉くんと呼ぶ方が適切かの?」
「はい。瀬戸川由莉です。.........今は。お久しぶりです。はじめまして」
「なんぞ矛盾した挨拶じゃの」
ほっほっほとひとしきり笑い。
「のう、お前さんや。今日の試験は外部や生徒への建前じゃ。お主が優秀なのは随分前より知っておる。お前さんがこの学校に編入するのはもう決まっておる。今日話すのは、お主の扱いについてじゃ。」
.........?
「お主が瀬戸川律であることを知っておるのは、お主らのバンドと溝田達彦くんのお父上、また、お前さんのご両親だけ、そうじゃの?」
「はい」
「うむ。それでじゃの、お主のクラスについてじゃが.........前のままのクラスか、お主の妹.........今は姉じゃが、瀬戸川蒼空と同じクラスか。どちらかを選べぃ」
「私は.........姉、瀬戸川蒼空と同じクラスを希望します」
「了解じゃ、その意見は尊重しよう。そして学科じゃが.........」
「音楽科、ウッドベース専攻で、お願いします」
迷いなく言い切る。
「しかしじゃが.........その身長では「大丈夫です。私はこの楽器を続けます」
理事長の言葉に被せるようにして、私は言った。
「まあ、よかろう。したいことをするが良い。それが、我が校の唯一の義務じゃからな」
「はい、ありがとうございます!頑張りますっ!」
「うむ、話は以上、帰って良いぞ」
「はい、ありがとうございました、失礼します!」
そういって私は、理事長室を飛び出した。
「さて、次はもう一人の編入生じゃな.........」
理事長の呟きは、私の耳には届かなかった。
「みんな!編入手続き終わったよ!」
そういって、私は第二音楽室の扉を開け放った。
「ん?終わったの?どうだった?」
「お疲れ、由莉。調子は?」
姉さんと珠璃が聞いてくる。
「うん、少し話をしたくらい。調子は上々、だよ♪」
「そうなの?」
「まあ理事長だからな.........」
意外そうな姉さんと納得顔の珠璃。
「お姉ちゃん、私も練習する!」
「「お、お姉ちゃん!?」」
珠璃とお姉ちゃんが同時に疑問符を並べる。あ、そっかなるほどお姉ちゃんなんて呼んだの初めてだ!
「はー.........びっくりしたぁ.........」
「さすがに驚いたな.........というか、どうしてまた?」
珠璃の問に、
「なんかさ、お姉ちゃんに甘えたいなって、思ってそれで.........わっ!?」
「由莉ぃ~!お姉ちゃん嬉しいよ~」
泣きながら抱きついて来るお姉ちゃん。急だ.........びっくりした.........。
「お前らホント仲良いな.........」
珠璃の呆れたような呟きは、誰に拾われることもなく虚空へと消えていった。
どうでした?
由莉がいよいよ女の子になってきたなぁと思いますね.........感慨深い。
理事長いい人です。個人的にお気に入りのキャラです。
次回からは冬休み明けの新学期突入です!新キャラ。出ます!設定ぶれないように頑張ります!
また次回!I hope you to read next story!




