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第11話 第1の目標

今回は閑話みたいなもので短めです。

主人公が関わってるしストーリーにも関わってくるので必要な話なのですが。

 ~~~~~


 428:名前:ローゼス・ノブレス

 ハイクリエイトワールドヤッテルヒトキョシュシテクダサイ


 429:名前:レイヴン・クロウ

 なんで片言?ノシ


 430:名前:コロナ・フェンサー

 く(○w○)/


 431:名前:カラード・トール

 (○ω○)ノシ


 432:名前:オーガ・ハウリー

 その口どうやってやるの?あ、はいはいノ


 433:名前:ミラー・ブーマー

 ↑ギリシャで変換だよダボ。ノ


 434:名前:オーガ・ハウリー

 そう簡単に行けないわよ?


 435:名前:レイヴン・クロウ

 ↑ポケ○ンとかの進化条件じゃないんですから……『ぎりしゃ』って打って変換です


 436:名前:オーガ・ハウリー

 (○Α○)


 437:名前:パルス・イーター

 ↑唖然とすんな。あ、俺まだディスク買えてない


 438:名前:カラード・トール

 ↑↑(○Д○)、ペッ


 439:名前:レイヴン・クロウ

 トール、唾吐いちゃダメよ!


 440:名前:コロナ・フェンサー

 トール、唾を吐いていいのは洗面所と便器にだけさ。HAHAHA!


 441:名前:マリア・ガトル

 なんでオチはこのトリオなんだろう。あ、ノ


 442:名前:ショック・オーナメント

 ↑それ以前にレイヴン女説が何故か否定できなくなってくるよな。このオチ。ノ


 443:名前:レイヴン・クロウ

 ↑エキシヴィジョンの部屋立てました。来い


 444:名前:ショック・オーナメント

 ……逝ってきます


 445:名前:コロナ・フェンサー

 誤字なんだろうけど誤字に見えない。不思議!


 ~~~~~


「俺、最初しか喋ってない」


 葉楽はそう呟いた後専用ブラウザを閉じる。

 一応日課にしているAM雑談掲示板に顔出すことはちゃんとしたし、クリエイト・ワールドのことについて考えるべきだろうか。

 とりあえずは知り合いは大体クリエイト・ワールドもやっているということはわかった。

 ならば、クリエイト・ワールドですべき目標を立てておくべきだ。目標というのは活力になる。目標もなく走り続けるのは苦行だ。

 それなら、どういう目標を立てるべきか?ゴーレム?多分魔法が使えれば使えるだろう。簡単すぎる、却下。最強?遠すぎるし果てがない、却下。目標をつけるとして考えるべきはやる気が出るか、その難易度は不可能ではなく、簡単じゃない、というのがいい。

 知り合いの高ランクプレイヤーは大体クリエイト・ワールドをやっている。AMの公式大会は学会の後。ならば、クリエイト・ワールドの中で『ランク1』になり、尚且つ、あの『生意気ランク9』をも倒せるほどに強くなる。目標は『コロナ・フェンサー』と『レイヴン・クロウ』の打倒。これがいい。


 目標を決めたところで手段を模索する。

 リアルスキルを上げてみる?向こうも同じくらい強くなるだろう。それならばイタチごっこだ。なら、レベル上げ?前の手段と変わらない。必要ではあるが、当然すぎる。ならば、相手に読まれないよう、奇襲を賭けるよう、自分だけの装備を、探し出すべきではないだろうか?


 ここで思い出されるのはケイトのあの指定コールの内容。

 あの時、確か『4人パーティの時のみ挑める弓のユニーク武器を落とすボスモンスター』について言及されていた。

 そしてガイアルクの言葉を思い出すと、『ユニークアイテムとは名ばかりのレアアイテムだらけ』と言っていた。一つだけ、というのは大体無いと言っていいだろう。

 つまり、他の誰かの情報を元に動ける。銃のユニーク武器の情報もあるはずだ。それを手に入れるために倒すべきボスの情報も載っているはずだ。


「……灰羅……いや、あいつは多分反対するな。『勝手なことしないでちょうだいこの屑』とか言って」


 勝手な想像だが、間違っているような気はしない。大体合っているだろう。そもそも、灰羅の目的がなんだろうと葉楽には関係ない。必要な時だけ協力すればいいことなのだから。それ以外の時まで縛られたくはない。

 頼る当てもなくなったのでネットブラウザを開き、クリエイト・ワールドの情報が載っている場所を探し、wikiを開き、『ボスモンスター情報』をクリックする。


「……剣、槍、ハンマー、弓……」


 スクロールしていき、目当ての情報を探す。


「グローブ、斧、ハルバード、弓……銃!見つけたっ」


 情報を細かくチェックしていき、VRゲーム内でも開けるテキストファイルに纏めていく。

 出現場所、出現条件、弱点、攻撃方法など、必要な情報を纏めていき、パラムスに送る。


「隼昇銃【S・ファランクス】……ボスモンスター、【シェードファルケン】!決めたぞ……俺の第1の目標!」


 そう言いながら葉楽はパラムスを被り、電源を入れ、クリエイト・ワールドの世界へと飛び込む。その顔はどこまでも嬉しそうに歪んでいた。

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