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メープルリーフ

小園が音楽プロデューサー探しに奔走ほんそうしている間、滝沢は、ゲームの世界で、次なる町、グリーフィードまで来ていた。レベルも22まで上げ、順調且じゅんちょうかつ慎重に、ここまで来たと言う自負はあった。

ここで気を付けなければならないのが、この町には、イベントがない事だ。所謂いわゆる旅の途中の休息地と言った所だ。

ここでは、とにかく貯まったゼニーぎ込んで、装備を充実させる事が重要だった。これは、ヤフゴルドを捜索していて気付いた事だが、タンスやつぼたると言った所からは、アイテムもゼニーも得られないと言う事だ。

もしかしたら、盗まれたデータを森田がいじって、そう言う設定に変えたのか、しくは、可憐かりんの意識の世界だから、そうなっているのか?分からないが、とにかく敵兵を倒してゼニーを手に入れ、店で装備を整えるしかないのだ。

リューショーは、ここまででは、必要以上に戦いを繰り返したお陰で、全て、ランバー装備から次なるランクのコッパー装備に変える事が出来た。


次の町までの情報を聞こうと町人に話したが、その辺の設定は変わっていないようだった。目指すはメープルリーフだ。

メープルリーフでは、ヘイグと言う傭兵ようへいに出会い、仲間が増える設定のはずだ。その為、ヘイグの装備も充実させる為、またグリーフィード周辺で戦った。

この辺りはポーンのレベル10が多く出現する。敵兵のレベルはマックスで10なので、しばらく行った橋を越えた辺りから、敵兵は次のレベル兵、フォースが出て来るはずだった。

フォースは、火炎のマジカルを駆使して来るので、油断は禁物だ。リューショーは一人なので、それほど痛手でもないし、ランバー装備は火炎に弱いが、コッパー装備なら、多少の耐性たいせいがある。とは言っても、やはり、ここは手堅くレベル上げとゼニー稼ぎにつとめたいところだ。


レベルも26まで上げ、2万ゼニー余り稼いだ滝沢は、いざ、メープルリーフへ向かった。ここまで来たら、フォースが三〜四体現れても、大したダメージは受けずにメープルリーフに辿たどり着いた。

ヘイグは酒場にいて、喧嘩をしている所を主人公、詰まりリューショーが仲裁ちゅうさいに入り、意気投合すると言うストーリーだったはずだ。

酒場に行くと、店内は静かだった。入って直ぐに喧嘩に巻き込まれるはずだったのだが?

ヘイグは静かに立っていたので、リューショーは話しかけてみた。しかしヘイグは、まるで魂がかれた様に直立不動で立っている。リューショーは、すべなく仕方なく瞬間移動マジカルでヤフゴルドに戻った。

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