『書き出し最初の一文が一番難しい』
吾輩は猫である。
トンネルを抜けるとそこは雪国だった。
祇園精舎の鐘の声。
徒然なるままに日暮らし。
みんなすげーよ。
①むかしむかし、あるところにお爺さんとお婆さんが住んでいました。
②──それは遥か昔。
人びとは日暮れと共に寝て、夜明けと共に起床する。そんな自然と共に暮らしていた時代。
山に囲まれた小さな集落の、唯一の水源となる小さな小川の辺り(ほとり)に、木こりを生業とする老夫婦が居を構えていた。
③だいぶ前かな、お爺ちゃんとお婆ちゃんが住んでいたのね。
…え?どこにって?知らないわよそんな事。そんなの書いて無いんだから重要なことじゃないんでしょ。
…もうほんとしつこいんだから。じゃぁあそこ、ハワイ!ハワイに住んでたのよ。
『書き出し最初の一文が一番難しい』
ほんと、最初の一文が決まればあとはすんなり書けるのに、この一文で1時間とか悩む事もある。
これは『桃太郎』の冒頭の一文です。
①は一般的なみんなが知ってる桃太郎。
無駄の無い最低限の情報だけで分かりやすい文章。
②は情報を詰め込んだもの。
極端に書いたけど、文字多めで読むのが疲れる。
反面、状況が分かりやすく、映像として頭に描きやすい。
③は一人称で、それも砕け過ぎなかたちで書いたもの。ラノベに多い形かな。主人公や主役またはナレーターの主観でサクサク進められる。
あと、説明不足や矛盾があっても語り手の主観でいくらでも訂正できるのも強み。叙述トリックに便利。
あとはちょっと調子に乗ってふざけ過ぎ。
どうせならばと次回はこの③番目の続きでも書きますか。
何でこんな事に。




