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獣王襲来 【亜人種強制収容所編】




―――最後の秘石を目指して。



俺たちは秘石レーダーが指し示す場所、



新大陸へと上陸した。




オケアニア大陸。



この大陸の奥地に、秘石レーダーが指し示す地点がある。




今回は、グラナゴスは神竜船でお留守番する事になった。


本人はついて来たがっていたけど我慢してもらう。


その代わり海賊王ゴルディアスはすこぶるご機嫌だったけどな。


孫娘と一緒にいれるってんで、ホクホク顔で上陸する俺たちを見送っていた。




《強すぎてゲームバランスが狂っちゃいますからね。グラちゃんを連れていると》



というより、何かの拍子に目的の秘石ごと吹っ飛ばしてしまいそうで怖い。


アイテム収集ミッションは、明らかにグラナゴスには向いていない。




新大陸オケアニアに降り立つなり、


俺は異魔神ポケットの内部から馬車を取り出した。



そのままデンッと未舗装の道に馬車を放りおく。




《いよいよ、ドラえもん感が増してきましたね》




22世紀(ミライ)のクルマとか出したろか?




新しい大陸に降り立つたび、いちいち馬車なんか買ってたらキリが無い。



《物価高ですしね》



って事で、異魔神ポケットに馬車ごと収納できるんじゃね?と思って試してみたらイケました。



みんな、


ほぉーーーーと感心した様子で拍手を送ってくれた。




「生き物である馬を、


客車ごと収納して持ち運ぶ魔導庫なんて。


歴史上どんな大賢者でも成し遂げたことの無い偉業ニャ…………


魔法協会に新技術として報告したら今年の【ガンダルフ魔術賞】は間違いなしニャ」



《魔法界のノーベル賞みたいなものですかね?》




今の地味に凄かったらしい。


もっと凄いこと、毎日のようにやってるような気がするけど。まぁ、いいか。




みんなで馬車に乗り込み出発進行。



かと思いきや…………



客車に乗り込むなり、ニャンコ大先生が変な顔をして




「マサムネ臭が凄いニャ。腰が抜けそうになるニャ」




そう言ってヘニャヘニャと腰から崩れ落ちてしまった。




だからなんだよ、マサムネ臭って。


猫が腰を抜かすって、わしゃ、マタタビか?




《異魔神ポケットにずっと入れていたから、マサムネ臭がこびりついてしまったんですかね》



なんで、ワキのしたにずっと挟んでたみたいに匂いがこびりつくんだよ。




「腰が抜ける……にゃ~」




リムルルも同じように馬車のなかに入るなり腰を抜かしてへたり込んでいた。




そんな臭いんスか?俺の匂いって。




《美少女に自分の体臭を嗅がせて楽しむなんてとんだ変態野郎ですね》




誹謗中傷が過ぎる!!!!!!




「良い匂いしかしないけど…………そんな変な匂いする?」




腰を抜かしてヘソ天ポーズをしてる猫娘2人の様子にリトさんは首をかしげていた。




《女性は、好きな男の匂いは気にならないって言いますしね》





仲間たちを乗せてのんびりと走り始める馬車。



【箱庭牧場】のなかで遊んでいるミニチュア怪獣やミニ機龍に、レナがエサをあげていた。



ソフトビニール人形サイズのミニチュア怪獣たちには、朝食の残りのドラゴンフィッシュ肉を。



ミニ機龍メタル・ドラゴンには、例の星屑の白銀(スタープラチナ)を精製して加工したスティックを。



みんなで仲良く、レナの手からエサを受け取ってはバクバク食べていた。



餌やりをするときのレナの顔は、真剣そのもの。




ミニチュア怪獣の一匹が、


ミニ機龍の食べている白銀のスティックに横からかじりつこうとして、そのあまりの硬さに目を白黒させていた。




その様子を見つめていたレナが、


一瞬、微笑んだように見えた。




レナは、スッと無表情で顔を上げると、俺をジッと見つめて





「……………笑って…………ない」





「いや、何も言っていませんが?」





《それにしても、ミニ機龍ちゃんの餌が見つかって本当に良かったですね》








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