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レナの誕生日 スライム遊園地 その30

□□




今夜は、テーマパークのリゾートホテルがそのまま再現された


スライムホテルに泊まる事にした。




《時期によっては一泊10万以上もする夢の国のホテルですね。


しかし、テーマパークのリゾートホテルをスライムで再現ってややこしい。


いっその事、マサムネさんの魔力で【ドラクエホテル】でも創ればいいじゃないですか》



うん。なんスか、その大々的な海賊版ホテル。




《異世界ならバレやしませんぜ?グヘへ》




このスライムホテル。


ロビーから廊下から部屋の内装から、すべてがマシュマロみたいにプニプニしている。


レナは、このホテルに長期滞在し出しそうなくらい瞳をキラキラさせて感激していた。





「ところで~マサムネく~ん」




2人きりになったタイミングで、




ゆら~………………



異様な、女の情念の炎を身体にまとわりつかせながら、



リトさんが迫ってきた。




「……………なんか、レナへの誕生日プレゼント。


やたらと力が入ってたような気がするんですけど



……………わたしの気のせいかな?


気のせいだよね?うふふふふ」




ぜんぜん目が笑っていない。


てか、目が座っている。





「いや、あの…………


たまたま思いついてしまったから、ついノリでああいう形になってしまっただけで……………


特にレナだけに特別な贔屓ひいきをしたとか、そういうわけでは無いのですが……………」




「そうだよねぇ…………


レナにだけ特別な誕生日プレゼントをあげるなんて、《《あるわけがないもんね》》。


こんなに可愛い婚約者フィアンセがいるはずのマサムネくんが、ほかの女の子に特別なプレゼントをあげるなんて笑止千万な事態」




真っ赤な情念のオーラをキャンプファイヤーみたいな勢いで垂れ流しながら、リトさんはクスクスと笑う。




ひぃぃいいいいいいい!!!!!!



俺は心のなかで震えあがっていた。




《これ、リトさんの誕生日には、


今回を上回るスケールのスペシャルサプライズを用意しておかないと大変な事になりますね。


この流れでショボいプレゼントなんて渡したら、それをキッカケに戦乱の世が幕開けしかねない情勢ですね》




それがキッカケで戦乱の世が幕開けって…………



応仁の乱!!!!?




あんまり、調子こいてサプライズとか頑張りすぎると、後々めんどくさい事になるんだな…………。学習した。




後宮ハーレムをもってる皇帝とか、大変だったでしょうね。


誰かお気に入りの女の子にプレゼントでも贈ろうものなら、際限なくハードルが上がっていって》




ええ。分かります。


もうすでに、サプライズへのプレッシャーに圧し潰されそうです。




なぜか、リムルルもリトさんの膝のうえに抱かれながら、


うふふふふふ………と妖笑を浮かべ、真っ赤な女の情念を漂わせていた。




なんでお前までプレッシャーをかけてくる!!!!?




《リムルルには、マサムネさん自身をプレゼントするしか無いですね。


ケーキの上に乗ってる、食べられる飾りつけの部分として》




ケーキの上の【メレンゲ人形】がリアル人体とかホラー過ぎるだろ!!!!?





□□




一方、その頃、エフェソス王国では。




《ずいぶん急な場面転換ですね》





「ふぉぉおおおおおおおおおおお!!!!!!」




マサムネのおパンティーを顔にかぶったペトロネラ王女が、


身悶みもだえながら禁断症状に苦しんでいた。




「マサムネ成分が足りぬ!!!!!!!」




クワッと目を見開く王女。




自由の身になったペトロネラ王女。



好き勝手に城内や城下町を歩き回っては、


殿方という殿方の股間にデコピンを入れる毎日を過ごしていたのだが、



どうも何かが足りない。物足りない。



欲求不満がまるで収まらない。




そして、ハッと気づいたのだ。



自分は、マサムネの成分を定期的に摂取しないと満足できない身体になってしまったのだ、という事実に。




《どういう症状ですか?それ》




マサムネ中毒ジャンキーになってしまったのだ、という事実に。




ペトロネラ王女は、出立を決意した。



エフェソス王には、姉オーケアニスを迎えに軍艦遊郭へおもむくと告げ、


マサムネの脱ぎたてパンティーを手に入れるため。冒険の旅へ。




《どんだけアホな動機なんですか》




ついでに、ほんのついでに。


久しぶりに姉の顔を見に、軍艦遊郭へ寄り道する旅へ。




《そちらのほうがよっぽど重要では?》





もちろん周りの者やエフェソス王は必死に止めようとした。


なんなら、部屋に軟禁して、出発を妨害する事までした。



だが……………




「チェーーーストーーーーーーーー!!!!!!」





ドゴバァーーーーーーッ!!!!!!!




内側からブチ抜かれる城の壁。



ペトロネラ王女は、自室の壁をパンチ一発でブチ抜いて、呆気なく脱出してしまった。



一時的にでも秘石を体内に取り込んでいた影響で、


ペトロネラ王女は超人的な身体能力を身に着けてしまっていたのだ。



もはや、ペトロネラ王女を止めることなど誰にも出来なかった。




さすがの頑固なエフェソス王も、周りの者たちも、王女の出立を容認せざる得ない。



彼女を閉じ込めておける牢獄なんて、もはやエフェソスには存在しないのだから。


鋼鉄の貞操帯おパンティーから解放されたペトロネラ王女は、もはや《《無敵の人》》だった。




《色んな意味で『無敵の人』ですね》




せいぜい優秀な護衛をつけるくらいの事が、エフェソス王に出来る愛娘への最後の干渉。



お付きの者は真田広之風の渋オジ、源蔵ゲンゾーと数名の精鋭騎士。


そして、お城型に変形することをやめて、今は王女の首に巻かれるスカーフへと変身した、猫幻獣ギガニャンダー。



王女ペトロネラの、軍艦遊郭への冒険たび



そして、もう一つのパンティークエストが始まろうとしていた。




《ペトロネラ王女と軍艦遊郭のコラボとか恐ろしすぎますが?》








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