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レナの誕生日 スライム遊園地 その29

□□



パーティーみんなで色んなアトラクションを回るうちに、あたりは完全な夜になっている。



ミヤコは、今度は【日本一怖いお化け屋敷】に迷い込んで、恐怖にのたうち回っていた。




《もはや、逆に絶叫系そういうのがお好きなんじゃないか?ってくらいピンポイントで迷い込みますね》



お化け屋敷の出口から、


腰を抜かして逃げ出してくる異世界人たちがたくさんいた。




《ジャパニーズ・ホラーの凄まじさを異世界人どもに見せつけてやりましたね》




うん。日本人ほどホラー耐性が無い異世界人にとったら、めっちゃ恐ろしいと思うよ。ジャパニーズお化け屋敷。トラウマにならなきゃ良いが。




その後、水面そのものがぼんやりと光り輝いているスライムナイトプールにみんなを案内。


あいにく、普通の水着だと溶かされちゃうので、ぜんいんスクール水着だけどな(勇者も女子用)。




《性癖全開ですね》




ミヤコとかレナとかは、スクール水着姿でぜんぜん違和感が無いんだけど、



リトさんやリザリザさんに関しては、


巨乳のグラビアアイドルに無理やりスクール水着を着せたみたいな、けしからん事になっていた。



本当にけしからん事になっていた。




《なんで2回言うんですか》




ミヤコは、お次は超巨大ウォータースライダーに迷い込んで


夜のプールに阿鼻叫喚をまき散らしていた。




《もはや確信犯ですね》





スライムナイトプールでお肌ツヤツヤになったパーティーのみんな。


遊園地のエリアに戻ると、ちょうどメインストリートでパレードが始まっていた。


それは、光のパレード。



まわりのスライム建造物たちが一斉に輝きを落として、


全体が薄暗くなった遊園地。



その中心を通るメインストリートを、


色とりどりに光り輝くスライムのパレード隊が通っていく。




「綺麗……………」




浴衣姿のレナが、光り輝くスライムのパレードに見とれながらつぶやいた。



たしかに、それは胸にジンと染みるような美しい光景だった。



ぜんぜん関係無いエスメラルダとかリザリザさんが、なぜか感動して涙を流してる。




《レナちゃんも心では感動して泣いていますよ、きっと》





光のパレードが大団円、フィナーレを迎えようとしてる。



レナの横顔が、今までに見たことが無いくらいに寂しそうだった。



寂しさを必死にこらえるみたいに、俺の袖をキュッと握る。




《テーマパークの帰り際あるある…………》




あまりにもレナのその横顔が寂しげだったので、俺は一肌脱ぐことにした。




β版をインストール。



髪が純白に染まった姿で、召喚術式を練り上げた。



夜空に、無数の巨大な召喚魔法陣が浮かび上がる。



それだけでも、ちょっとしたスペクタクル。



だが、本番はこっからだ。




【七福神 召喚】




恵比寿


大黒天


毘沙門天びしゃもんてん


弁財天


福禄寿ふくろくじゅ


寿老人じゅろうじん


布袋




日本を代表する7人の福の神たちが、異世界の夜空に顕現けんげんしていた。





【チートコード入力】




福の神たちの上に光り輝くコンピューター言語のような文字列が浮かび上がったかと思うと…………




七体の福の神たち、全員が花火玉へとその姿を変形へんぎょうさせていた。



ヘタみたいなモノを頭につけた、林檎そっくりの形状をした花火玉たち。



恵比寿


布袋



と、その白いボディに達筆な文字で名前が刻まれている。




どの玉も一流の花火職人が作ったみたいに、立派なたたずまいをしていた。





ひゅぅぅううううううううう………………………





【七福神の花火】が、




1つ、また1つ




空に打ち上がっていく。




………………どんっ!!!!!!!





見ているだけで幸福な気分になるような綺麗な花火が、



異世界の夜空に花開いた。




七福神それぞれの個性を反映した、



幸福の花火たちだった。







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