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レナの誕生日 スライム遊園地 その17

□□



酋長しゅうちょうと部族の戦士たちの案内により、


俺とレナは目的地である【採掘場跡地】にたどり着いたのだが…………



放置され、朽ち果てたその採掘場内には奇怪な光景が広がっていたのだった。




身体全体が、鉱石と化しているヘビ。



背中から青い鉱石の結晶をはやしているトカゲ。



全身が希少な鉱物のかたまりで出来ているドラゴン。




この採掘場内では、本来は採掘を待って岩石のなかに眠っているはずの鉱物たちが、生命いのちを宿して動き回っているのだ。



生き物も、モンスターも、みんな鉱物と交じり合ったような奇怪な姿で採掘場内を徘徊している。




《どうやらこの場所では【鉱物生命体】とでも言うような新種の生き物が繁殖しているようですね。


元々、この島の土壌がそういう性質なのか、何らかの呪いや魔法でこうなったのかは知りませんが》




そら、いくら資源が豊富でも採掘場を放棄して逃げ出すよな。


採掘すんのにいちいち戦闘が必要なんじゃコスパが悪すぎる。




《一歩外に出たら超巨大生物の群れですしね》




酋長と部族の戦士たちは、入り口から少し入ったポイントまで俺たちを案内したところで、全力ダッシュで逃げ帰っていった。



どうやら、地元民の間でもかなり危険なスポットと認知されているらしい。



逃げるときの焦り方が尋常じゃなかった。




レナは無表情のまま、そんな恐ろしい採掘場の奥へとお構いなしにズンドコ入っていく。




「待ちんさい!!!!」




無謀なレナをなんとか背後から抱き止めた。




《わざわざ抱き止める必要あるのかな?》




どうやら、この採掘場では、鉱物のレア度に比例してその生物なりモンスターなりの強さが上がっていくらしい。



粗悪な鉱物素材を入手するんだったらヘビとかトカゲとかゴブリン級の弱小生物で済むけど、



ミスリルやプラチナクラスの鉱物をゲットするとなると、


それはもうドラゴンとかトロールとかそのクラスのモンスターを相手にしなきゃいけなくなる。



油断は禁物だった。




《スーパーレアな鉱物をゲットしようと思ったら。


鉱物の大魔王とか、神様とか、スーパーロボとかと戦うハメになりそうですね(ワクワク)》



無責任な未来予測を立てんといてください!!!!!


てか、鉱物で出来た神様まではギリ想像つくけど、


なんだよ?スーパーロボって。




とりあえず、広大で底知れない採掘場内にいる生き物やモンスターたち、



多種多様な生態系を形作る鉱物生命体たちを、



一体一体、討伐、採集しながら奥へ進んでいく。



新しい種類の鉱物生命体を倒すたびに、


レナのどうぐ袋のなかにいるミニ機龍のお口に合うかを確認していく。






色んな種類の、色んな姿の鉱物生命体と戦うたびに、



色んなカラーの火花が散った。




青い火花



緑の火花



紫の火花




戦闘、採集を続けながら、



まるでレナと2人で花火でもしてるみたいな不思議な心地になっていった。




色見本のほぼぜんぶを網羅するくらい多様な火花、


綺麗な花火みたいに薄暗がりに広がる火花を見てきたけど、



まだミニ機龍の口に合う鉱物とは巡り合えなかった。




いつの間にか、遭遇エンカウントする鉱物生命体たちも強力なモンスターばかりになっていく。



背中に、何種類もの特殊鉱物をはやした、いまどきのクワトロ・ピザみたいなモンスターもいた。トロール型の巨大モンスターであるソイツはかなりタフで手強かった。



レナは、相手がどれだけ強敵だろうと躊躇なく戦いを挑んでく。



雛鳥のために戦うお母さん鳥みたいに勇敢に。



俺は途中から回復などのサポート役に徹して、レナの戦いを見守ることにした。







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