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強すぎる異能をもって生まれた不幸



お城と城下町から少しはなれた茶色い岩だらけの地帯



「究極最強極限魔法ビックバン!!」



ちょろちょろちょろ…………



「反魔暗黒絶対放追魔法デルドラ!!!」



ちょろちょろちょろ…………



「神殺究極絶対魔法ダークマター!!!」




ちょろちょろちょろ…………




岩場にどんどん増えていく水たまり



1番高い岩のうえに寝転がって魔女っ娘ミヤコの魔法練習をながめてるけど


成功する兆しもない



なんか、ムリに難しい呪文唱えすぎなんじゃないか?


背伸びしすぎっていうか



もっと初心者用の魔法から練習すればいいのに。



深まる勇者パーティーの縁故採用えんこさいよう疑惑



勇者パーティーの一員ってプレッシャーがあるから妥協だきょうできないのかな?



でも、あんなに一生懸命にがんばってる女の子、はじめて見た



何百回目っていう呪文詠唱じゅもんえいしょうに失敗して、


魔女っ娘ミヤコはぺたんとその場に尻もちをついた


がっくりと落ちこんでる



なにがイケないんだろう?



あんな頑張ってるのに。



しかし、しゃがみ込んでても膨らみが分からないぐらいのペチャパイだな。



がっくりうつ向いてるミヤコのまわりが


きゅうに暗ーく影になった





ミヤコが見上げる



そこには二本足で立ってるワニがいた


ヨロイを着込んでて、手には武器までもってる


体長は5メートルぐらいありそうだった



小柄な魔女っ娘ミヤコからしたら


山みたいに大きく見えるだろう




ケンドーワニ レベル367



HP 59700


攻撃力 12000


防御力 3890


素早さ 4200


魔法攻撃 0


魔法防御 3400


※水魔法無効 ※水魔法吸収




ワニって、ミヤコにとったら相性最悪の相手じゃねえか!



しかも物理攻撃特化タイプ



近づかれたら打つ手が無い



ミヤコはすぐに水魔法を唱える


かなりの上級魔法。


水魔法だけは得意なんだな、あの魔女っ娘



でも、ミヤコが生み出した巨大な鉄砲水をうけたヨロイを着たワニは



みどり色の光に包まれる



4572


という、みどり色の文字がワニの頭上にうかぶ



回復しやがった!



水魔法への耐性どころか、吸収スキルまでもってんのか!



ミヤコとの相性が最悪すぎる。



ここは助太刀すっか。



「手を出さないでください!!」



うしろにおりたった俺に、ミヤコはそう言いはなつ



「わたしだって勇者パーティーの一員なんです!このくらいわたし一人だって!」





そんなこと言ったって相手はミヤコの得意魔法でHPを回復してしまう相手なんだ



ミヤコは強力な水魔法をつぎつぎにだしていくけど


ヨロイを着たワニにはぜんぜん効かない


むしろ、どんどん肌ツヤが良くなってく感じ



「きゃー!」



あー!言わんこっちゃない!



近づかれて、ワニは剣を一閃



ミヤコはころんだひょうしに偶然、ワニの剣をかいくぐった。



天空の城から落ちた場所にたまたま俺がいたときもそうだけど、ミヤコの幸運値はカンストしてるんじゃなかろうか。



助太刀にいこうと腕をまくった、そのとき



尻もちをついたミヤコの頭上に、



なにかがあらわれていた



それは金属で出来た


真っ白い女神みたいな姿だった



ちょっと鳥肌が立つくらい神秘的しんぴてきなオーラをはなつ鋼鉄こうてつの女神



「もう!!出てこないでよ!!おせっかい!!」



なぜかミヤコは、自分の真上にあらわれた女神を、そうののしった。




ものすごいスピードで鎧姿のワニが斬りかかってくる


でも、そのすべてを真っ白い鋼鉄こうてつの女神がはじき返した



ミヤコを、守ってる?



「わたし一人で倒せるんだから!消えてよ!」



魔女っ娘はそう叫んで水魔法をなん発もぶっ放す


そのたびにワニはみどり色の光に包まれてHPを回復する


敵を回復するのやめれwwwww




鎧を着たワニは、


空高くとびあがった



なんか、ヤバい雰囲気だぞ




ワニがとびあがった背景の空に







という漢字が浮かび上がる




超必殺技っぽいエフェクト…………




「ミャーコ!ガードしろ!」





ド………………………………ンッッッ!!!





あたり一帯が大爆発した



最上級クラスの爆裂ばくれつ魔法に匹敵する超破壊力




「ミャーコ!!!!!」




かばいにいく余裕が無かった




下手すりゃ死ん………………




だ?






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