英雄の記憶 遺伝子学園の授業は過去のリアル戦争 その78
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『魅力無双』コミカライズ版 第14巻
2025年2月15日よりピッコマ様にて先行配信スタート!!
https://piccoma.com/web/product/153021
この巻では強大なモンスターの生肉を捕食して進化する、リムルルの【融合進化】の異能が初披露されます!
どんなモンスターの肉を食べてどのモンスターに進化するのか、ぜひぜひコミカライズ版14巻にてご確認ください
゜+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゜
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スポーツ馬鹿のCランク少女マリエを
S級 怪物クラスの大魔術師に変えてしまう。
なるほど、これが英雄遺伝子カードの威力か。
マリエのデッキから遺伝子カードを抜き取る。
「あうっ…………」
身体を震わせて身悶えるマリエ。
「だからヘンな喘ぎ声を漏らすな!!!!!」
《リトさんに見せたらこれだけでシバかれそうですね》
マリエは元の純朴なスポーツ少女の姿に戻っていく。
俺は思わずカードを見つめて。
こんなのが世に出回ったら、資格試験の不正とかに利用され放題だろうな。
《いえ、英雄遺伝子カードを保持したまま卒業しなければ、英雄の遺伝子は獲得できません。
それに、あくまであのカードはミヤコの所有物ってことになりますから、このまま卒業してもミヤコの遺伝子に取り込まれるだけだと思います》
なんスか、それ。
『金持ちがさらに金持ちになるだけの世の中』みたいな構図。
て、ことは俺たちは結局、自分で獲得したタラントポイントによって英雄遺伝子カードを手に入れなきゃダメだって事か。
お望みのスキルを卒業後の世界に持ち帰るためには。
俺は、手の中にある英雄カードからさらに別の一枚を抜き出した。
【古代王墓の祭司長 大死霊使い アンドレア・ヤヤ・ヌワバ
遺伝子位階 S
遺伝子ポテンシャル 8260】
「この、どこかおどろおどろしい英雄遺伝子カードを挿入されるのは………」
俺は抜き出したカードをみんなに見せつけながら少しもったいつけると
「お前だ!!!!ユーリ!!!!!」
山姥みたいな剣幕でユーリをビシッと指さした。
《なんでちょっとホラー漫画テイストの絵柄になってるんですか?》
いや、死霊使いのカードだからこのほうがいいかなって。
《ユーリ、怖がって腰を抜かしているじゃないですか》
俺の手招きに、おずおずと近寄ってきたユーリ。
その右腕のカードデッキに英雄遺伝子カードを挿入する。
「………あ、あっ」
「だから喘ぐなって!!!!」
《遺伝子カードをいれられると気持ち良いんですかね?》
小柄で、女子の制服のほうが似合いそうなユーリの身体、
それがボコボコッと急激に盛り上がっていく。
まるで、身長の高い、筋肉ムキムキの黒人男性みたいな体形に。
《ウィル・スミス感》
肌の色も、みるみるうちに褐色に変化していく。
ミルク色の肌が、コーヒーを注ぎ込んだようにこんがりとしたブラウンに。
大ネクロマンサーの遺伝子が、ユーリのなかに定着していく。
それと一緒に、その表情も不気味で得体の知れない男のものへと変わった。
《元々、変身することを前提に設計されているのか、別人のように身体が大きくなったのに制服は破れたりしてませんね》
伸縮性のある素材なのか、制服は巨体化したユーリの身体に対応している。
アフリカからの留学生みたいな制服姿の黒人=大ネクロマンサーは
長い腕を広げて、なにやら口のなかで呪文を唱え始めた。
異様な気配が、あたり一面、グラウンド全体に漂っていく。
空が、極彩色のカラフルなカエルの雨でも降ってきそうな、
怪しい色味に変わっていった。




