消えない番号
ヴァルノワの憲兵隊に、一通の正式な回答が届いた。シモンが守り続けた検査資料の最初の受領番号と、屋敷の管理法人が過去に使った輸送記録の番号が、同じ管理系列に属しているという。
同じ番号体系を使う機関は他にもある。マチューは関連があると決めつけず、発行元を照会した。回答した担当者は、古い統合事務の記録だと説明したが、当時の責任者名は不明だった。
セリーヌは文書の写しを読み、追加の保全を命じた。傷害事件と乳児死亡事件を同一の原因で結ぶには、証拠が足りない。それでも二つの記録が同じ行政上の経路を通った事実は残った。
シモンは初めて番号が一致する資料を見せられたとき、安堵より戸惑いを覚えた。長い間追ってきた数字が、説明のつかない場所へつながったからだ。彼は自分の控えと公式回答をもう一度比べ、転記の誤りがないか確かめた。アンリはその手を急かさなかった。間違いであれば、間違いだと書くべきだ。そう話す二人の横で、マチューは新しい照会書を整えた。遠い首都の誰かにとっては、まだありふれた書類の一枚にすぎないはずだった。
夕方、マチューはジュリアンの家を訪ねた。新しい書類が出たと伝えると、男は台所の椅子に座り、しばらく何も言わなかった。
「妻にも知らせますか」
「連絡先は分かりません。分かったら、知らせてください」
庭にはローズが植えた花が咲き、窓辺の哺乳瓶はもう片づけられていた。食卓には工場の勤務表があり、明日も仕事が続く。
マチューは封筒を鞄へ戻した。誰の名前もまだ確かめられていない。ただ、一年前に空欄だったものが、初めて別の記録と同じ列に並んだ。




