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神父と白い野獣―呪われた村で出会ったのは、神に縋る青年と、獣と呼ばれた異教徒だった。  作者: あともす


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14世紀イギリスが十倍楽しめる!アッシュワース村ガイド⑥

■14世紀のカソリック聖職者の衣装について

Ⅰ.儀式用の服(祭服)

14世紀イングランドで主流だった「サラム典礼」に基づく構成です。

チェジブル(上祭服):最上位の服。袖のないマント型。

14世紀イングランドでは、色よりも「布の豪華さ」が優先され、祝日には「その教会で一番良い服」を着ました。また、四旬節には紫ではなく「灰色のリネン」を用いるのが一般的でした。

ストラ(帯状の布):首から垂らす細長い帯。司祭の権威の象徴。

マニプル(腕帯):左手首にかける短い帯。

アルバ(長白衣):足首まである白いリネンの長袖チュニック。

【特徴】 14世紀には、アルバの裾や袖口に「アパレル」と呼ばれる刺繍を施した布を縫い付けるのが流行していました。

アミス(肩衣):首回りに巻く白い布。


Ⅱ.日常生活の服(平服):村の司祭の実態

アーサーが普段村で着ている、より現実的な服装です。

カソック(長法衣):足首までの丈がある長袖の服。

当時のカソックは現代のような真っ黒ではありません。14世紀の村の司祭は、未染色の羊毛(褐色や灰色)、あるいは濃紺や暗い茶色のウールを着ていました。

現代のようなボタンが並んだタイトな形ではなく、もっとゆったりとした「ガウン」や「チュニック」に近い形状で、上から被るか、紐で結ぶタイプが主流でした。

クローク(外套):寒冷なイングランドで屋外に出る際に羽織るウールのマント。フード付きが多く、雨風をしのぐための必需品です。

Ⅲ.下級聖職者(教区書記など)の服装

衣服: 司祭と同様のカソック(長法衣)を着ますが、アルバやチェジブルを着てミサを執り行う権限はありません。

トンスラ(髪型):規則では頭頂部を剃ることになっていましたが、多くの聖職者が不精をして髪を伸ばし放しにしている事が多く、司教が来る時だけ慌てて剃るという実態が当時の文献で皮肉られています。

◎アーサーとトンスラ

ちなみにアーサーはトンスラをしていません。

キリスト教に帰依してはいても、トンスラはあまり好まなかったようです。

大学時代など、人目のある場所ではしていましたが、村に帰ってきたら速攻止めました。

メタ的な事を言えば映えないので私がそういう事にしましたw


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