24 ネネリさん 館の未来を不安に思うなど
ネネリは胸をなで下ろしました。
落ち着いたみたいね。お姉さんがやってきました。
良かったです。お姉さんがダメかもって言うから、気が気ではなかったんですよ。
ネネリが来なかったら本当にダメだったと思うの。ずっと休まずに看病していたら。リリエが代わるからって言ったんだけど、おなかの子に障るといけないからって。
ネネリはびっくりしました。リリエの妊娠には、村の誰も気がついていませんでした。
トトルは村のことで大変だし、リリエもおなかの子に何かあったらいけないしで、1人で看病を頑張ってしまっていたのよね。
ネネリはふと思いました。
もし、もしもですよ、お館様が倒れてしまったら、このお館は、太陽のランプのお館はどうなるのですか?
お姉さんは肩をすくめました。
わからないわ。
ランプがおもむろに答えました。
お館様が倒れたら、この館もなくなるだろうねえ。そうしたら、またイチから館を育てないといけない。
種を蒔いて芽が出てここまで大きくするのは大変なんだよ。
倒れる前で本当に良かったよ。
ネネリは深く考えるのはやめよう、と思いました。
双子もお館様も落ち着いたようなので、ネネリは館の掃除を始めました。
座ってお茶でも飲んだらいいのに。とお姉さんは言いましたが、何もしていないといろいろぐるぐる感が回ってしまいそうでした。
ひととおり掃いたところ、お館様が目を覚ましました。




