表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/26

19 .ネネリさん、新しい村に帰るなど

村からトトルとリリエ、そしてノノエとモモエがやってきました。

ノノエが駆け寄り、ネネリに抱きつきました。

良かった! ティティカの後に来ると思っていたのに、来ないから心配していたの! はい、パム。おなかへっているでしょう?

ノノエがネネリにたくさんのパムを渡してくれました。

トトルが言いました。

街の人を村に連れてきてくれてありがとう。

わたしは何もやっていません。お館様のおかげです。

とネネリは言いました。

お館様は、ネネリのおかげって言っていたわ。


リリエがにっこり笑いました。

さあさあ、トトルとリリエは双子に会いに行くんだろ? ネネリは村で休ませるから、安心して行っておいで。

モモエは台車を用意していました。

さあ、これに乗って。

大丈夫です、歩けます!

歩ける? じゃあ、台車にはカドカドの実を載せていこうかね。

モモエはずんずんと行ってしまいました。

ネネリはお館様にお礼を言いました。

送ってくれてありがとうございました。

お館様は少し淋しそうに見えました。

近いうちに、また。

きっとだよ。

トトルとリリエ、そしてノノエがほほえましそうに2人を見ていました。


ネネリが村に入ると、たくさんの人がネネリを囲み、次々に感謝の気持ちを伝えてくれました。

夕方、トトルとリリエが帰ってきたら、宴を開こう。

そのためにはたくさんパムを準備しないとね。

モモエがカドカドの実を搾ったものを入れた椀を渡してくれました。

ごくごくと飲み干したネネリは、宴の準備を手伝うことにしました。


村の広場に新たなかまどと窯が組まれ、大きな鍋がかけられました。

鍋には近くの沢からくまれた水が入れられ、ススミが持っていた箱から、かまどと窯の薪に火がつけられました。

モモエが高らかに、村に新たな炊事場が作られたことを宣言しました。

村が温かい拍手に包まれました。

汁物を作ったり、カドカドの実を搾ったり、ネネリは忙しく動き回りました。

そのときふと、宴にお館様は来られないのかしらと考えました。

そして、一つの考えが浮かびました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ