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違う
祐介くんは、私の顔を一瞬見て、目を逸らした。私は、人の目が、こんなに神経質に動くのだ、ということを初めて知った。祐介くんは、うぅ、と小さな咳払いをした。そして、いつまでも黙っていた。
「……。」
「……。」
負けずに私も黙っていた。近くで見ると、祐介くんは、本当に色白だった。血管が透けて見えそうなほどだった。
「そういうのではないでしょう。」
やっと、祐介君は、言った。
「えっ?」
「……。そういうのは、違いますね。」
「嫌だってこと?」
「いいって思ってくれたのは嬉しいけど…そういうのは、違うでしょう。」
私は、何か振られた、と、思った。よし、これで区切りだ、よし…と思おうとしたけど、やっぱりすごく寂しかった。けれど、友達から…とか、まだ、よく知らないから…と言い訳されなくて、良かった、と、それは心から思った。不思議と、全然、心が折れてない。祐介君には悪いけれど、私、祐介君を思い続ける気がする。
「私は好きなので…」
「……。」
「見てます。」
「…。見る?」
「うん。見てる。」
「僕を?」
「うん!」
私は、赤べこのように頷いた。
「変わってますね。」
「……。ゆ、山谷くん見てると癒やされる。」




