↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

9/55

8話「兄はつらい」

シリルは深呼吸をした。


「怒らないでくださいね。お母様、お父様。簡潔に言います。僕達は3人で王城の端の地下に密かに魔法を使い、秘密の訓練場を作っていました。」


「なに?」


ヴァルドの視線が凍てつくようにシリルに刺さる。

シリルは、視線を右往左往させる。

当然両親の顔なんで見れるわけがない。


「そして、アルが最近知った魔法の実験を三人でかくれんぼと偽り、練習していました。アルとエマは天才ですから、威力も計り知れないのです。なので普通の訓練場で行うには危険が伴いすぎました。そして、アルが3度連続で魔法を放ったときに、訓練場が崩壊寸前の状態になりました。僕の防御魔法で崩壊は免れましたが、エマはその時に恐怖を感じてしまったようです。そしてそのまま帰ってきたら、大騒ぎになっていました。以上です」


シリルは、簡潔に理由を説明した。

余計なことを言わないように。


「はぁ〜。そういうことか⋯リカどうする?」


そういいながら、ヴァルドは泣き止まないアルを抱っこしてあやしていたオフィーリアに聞いた。


「シリルが言っていることは矛盾していませんね。正しいと思いますわ!私の意見としては、その『秘密の訓練場』というのをそのまま使ってもよいと思います。もう、好きにしなさい!」


呆れた顔でシリルを見つめる。

そして、続ける。


「シリル。私は秘密にしていたことを怒っているのではありません。お願いだから一言誰でもいいの。誰かに帰りが遅くなります。とそういうことを言ってくれていればいいのよ。お願いよ。もうこれ以上私達を心配させないで。私はあなた達を愛しているのよっ!」


オフィーリアに泣きながら言われてしまった。

親は子の涙に弱く、子は親の涙に弱い。


「ごめんなさっい!ひっく⋯うああああん!」


シリルは泣いてしまった。

この状況で泣かないほうが無理だ。


「ねぇリアム。あなたの若い頃にそっくりね」


そう笑いながらヴァルドに微笑みかけるオフィーリア。


「うるさいなぁ。リカ。子どもたちには黙っとくって約束だったのに」


そう言いながら横を向き、口をもとを手で隠す。


その後は久々に家族団欒の時間を過ごした。


訓練の時の様子を楽しく笑いあった。

とても楽しかった。


その夜は久々に家族みんなで一緒に寝た。


アルとエマの部屋は一緒なので、今日は両親とシリルも一緒だ。


アルとエマの部屋には、二人の体調がどんなに急変しようとも、応急処置ぐらいはできる設備があり、広い。


そのため、二人に何かあっても対応できるように、今日はその部屋で家族みんな一緒だ。


やはり両親の温もりは偉大だなとおもった三兄弟であった。

読んでいただき、誠にありがとうございます。

一章完結となりました。二章は、本日の午後に投稿しようかなと思っています。


~予告~

次回は、新キャラの登場や葛藤などが登場!


~~~~~~~~~~~~~~~


本作を読み「本作が面白い!」「続きが気になる!」と感じていただけましたらぜひ【ブックマーク】や【評価★★★★★】で応援してくださると幸いです。


今後も連載を続けていきますので、応援よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。