↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

50/57

49話「変な部屋」

「さて、どうしたものか。あと体温を測る時間まで12分あるし、何をしようか。」


シリルたちは頭を抱えていた。


「ここにある医療器具の確認をしてはいかがでしょうか?幸いにも私達は皆、医学を選択しています。基礎的な知識はあるので⋯」


キースが提案した。そのとおり、3人は10ある選択のうち医学を選択しているのだ。


「そうだな。この部屋を動かなくていいし、それがいいだろう。」


ルーカスは賛同した。


「それがいいと思う⋯しかし、この部屋には一体どれだけの医療器具があるというのだ?」


シリルは部屋を見てびっくりした。

やたらとチェストや戸棚や本棚が多い部屋だとは思っていたが、本も医学書だし、戸棚の中身も全部が医療器具だった。


「うっわ。これなんだ。」


ルーカスが手にしたのは、よくわからない魔道具だった。


「これは⋯呼吸器なるものではないでしょうか?」


キースは少し屈んでルーカスを覗き込むように言った。


「実物ははじめて見たな。教科書でしか見たことない。」


シリルが興味深そうに覗いた。


「呼吸器⋯これが⋯というかすべて2つあるな。」


シリルは好奇心をそそられるようだ。


「これは?薬か?この棚一面?」


たくさんの薬が入った戸棚があった。

何種類あるのかわからないほどたくさん入っていて、ぎゅうぎゅうだった。


「そのようですね。」


3人はまじまじと棚を見上げていた。


「おかーしゃまは〜?」


「いないねぇ〜アリュウ。」


双子はエドの魔法が切れてしまったようだ。


「起きたのかい?アル、エマ。」


シリルはできるだけ穏やかな口調で駆け寄った。

ルーカスとキースもできるだけ微笑んだ。でもその裏には焦りが隠しきれていない。


「そろそろ体温を⋯」


キースは言った。もうすぐ15分経つのだ。


「アル、エマ。ちょっとごめんね。痛くないから。」


シリルはそっと二人に体温計をさした。


「ピピッピピ!」


今回も10秒ほどで大きな音がなった。


「下がっててほしいんだが⋯」


3人は祈った。

読んでいただき、誠にありがとうございます。


本作を読み「本作が面白い!」「続きが気になる!」と感じていただけましたらぜひ【ブックマーク】や【評価★★★★★】で応援してくださると幸いです。


今後も連載を続けていきますので、応援よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。