第四層:ゴブリンの宴
前回までの女神ダイスは――
・月読様は案外毒舌。罵られると癖になる。
・水着は清楚に大胆に。
・GMは神 (すごくかわいい)
第四層に着いた。
「新層お着換えボーナス来た!これのために生きている」
「制服のわらわ達はまぶしかろ」
「王道にして頂点、原点にして至高ですね」
「ふふふ。褒められると照れてしまいます」
「物音が聞こえる。ちょっと周囲の様子を探ります。制服達は静かに」
「服に命令するな」
「索敵は任せてください。その間にスカートの丈を再検討を」
「ロングスカート!」「ロングスカート!」
道が二つに分かれている。
左の道から食事の匂い。
騒がしい声。
肉が焼ける音がする。
右の道は静か、ゴブリンは居無そうである。
左と右。
さて、どちらを選ぶか。
「ミニスカートですね」
「なんて?」
「リスクを取りに行きます」
「早く道を選べ」
静かに左へ進む。
何体ものゴブリンがいた。
焚き火を囲み、人間から奪ったであろう荷物を漁っている。
### 1d100
成功範囲:1~60
――58。
「……成功じゃ」
「ギリギリですね」
「主様、四面ダイスの方が良かったのでは」
「25%の死に誘わないでください」
ゴブリンの会話は――
・肉が旨い
・酒が旨い
・オークは強欲
「会話のほとんどが、肉と酒と悪口って大分刹那的ですね」
「ゴブリンじゃからな」
「翻訳チート、そういえばついてたんですね」
「会話不能な相手もおるぞ。喋る気力や体力が残ってない者もな」
「へえ。アイテム名がわかるのは、鑑定チートかな」
「感謝して欲しいのう」
この場所から離れようとした瞬間。
――隅に溜まった砂利を踏んでしまった。
音が鳴り、ゴブリンが振り返る。
「奇襲します!」
「ゴブリン共は気づいておるし数も多いぞ。でもまあ判定じゃ」
### 1d100
成功範囲:1~20
――28。
「そら失敗するわな」
「数字が近い!いける!気合でひっくり返します」
「おお!そうでなくては!」
「うおおおおおお!」
ゴブリンを倒して、焚火を踏み消す。
辺りは暗闇に包まれた。
月読様スキルのおかげが、一瞬で目が慣れる。
部屋の隅に身を寄せ対角線上に剣を構える。
「月読様、スキル助かりました。これからゴブリン同士の相打ちを狙います」
「ふふふ。月読の力は優秀でしょう?」
壁で気配を消していると部屋の中央で激しく争う物音が始まった。
「好機!左手で壁伝いにここから離れます」
「良いな!わらわが判定するまでもない!成功じゃ」
「判定を挟まないパターンもあるんですね」
「あるよ、蓋然性が高い場合は自動的に成功する」
「へえ。何かに使えそうだな」
「へえ。主様、どんな時に?」
「例えば土下座でミニスカートを頼む時に」
「月読ビーム」
「当たらない。モーションが大きい。予備動作はもっと小さくしないと」
「反省しました。次は殺します。月読ビームΩ!」
「ジェネリック天照!」
「何をやっておるんじゃお前ら!」
凄く面白い次の話に続く。
【世界観の解説】
・天照 (あまてらす)
すごくかわいい。
主人公の「ジェネリック天照」が少し上達した事を発見した。
・月読 (つきよみ)
すごくかわいい。
月読ビームは額に指を添えて発動する。
・ゴブリン
言語はさほど発達しておらず、身振り手振りや顔芸が多い。
・言語チート
相手の言語がちょっとわかるようになる。
主人公は言語チートを得たと思い込んでいるが、
その本質は「観察と洞察に対するちょっとした加護」である。
・鑑定チート
アイテムや魔物の名称がわかるようになる。
こちらも本質は「観察と洞察に対するちょっとした加護」。
故に、名称は見てわかるようなものが多い。
・月読ビームΩ (つきよみびーむオメガ)
ホーミング性能を持っており、対象を追尾する。
殺傷力を減らす代わりに当たると暫くΩ (オメガ)しか言えなくなる。
貴方がΩ (オメガ)しか言えなくなったら、何を伝えますか。
【作者からのお願い】
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「月読が可愛い」
「天照が可愛い」
「前回のサービス絵の方が良かった」
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すごく面白いコメントで返信する予定です。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。




