表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
420/422

牛肉おにぎり

すっかり春本番になり暖かさが気持ちいい季節。

季節が変わると注文する料理の傾向も変わってくるとかなんとか。

また宅配とテイクアウトの注文も増えているようで、メニューの追加も考えているとか。

宅配とテイクアウト限定のメニューはまとまった数を買ってくれるのが強いのだと。


「今回の届け先はどこかな」


「9番街のヘンリーさんの家ですね」


「9番街か、そんなに遠くはないね」


「はい、行きますよ」


今回の届け先は9番街。


そんなに遠くはないのでさっさと届けてしまう事に。


「今回の注文は何かな」


「牛肉おにぎりですね」


「牛肉おにぎり?」


「はい、具材が牛肉のおにぎりですね」


「おにぎりの具材ってなんでもいいんだっけ」


「はい、基本的になんでもいいのがおにぎりですね」


「おにぎりってライスを整形したものではあるけど、不思議と美味しく感じるよね」


「そうですね、塩を使ってあるからなんですかね」


「でもおにぎりの具材って基本的に塩気のあるものが多いよね」


「だから美味しく感じるんだと思います、塩気があるものはライスとの相性もいいですし」


「おにぎりの具材って定番は海の幸が多いよね、なんでなのかな」


「恐らくおにぎりが生まれた国では魚をよく食べていたからでは」


「その結果魚とか海藻のおにぎりがメインになったのか」


「だと思いますよ、おにぎりには海苔を巻いてありますし」


「でも魚を始めとする海産物の中に梅のおにぎりもあるんだよね」


「梅干しというのは殺菌の効果もあるんだと聞いていますよ」


「つまり梅干しを入れる事で食中毒を防げたりするのかな」


「梅干しやわさびには殺菌の効果があるらしいので」


「とはいえおにぎりの具材の自由さはいいね、好きなものを入れられるし」


「チーズのおにぎりとかも全然ありらしいですからね」


「チーズとかもありなのか、ならライスがあれば僕にも作れるのかな」


「家でライスを炊けるのなら作れると思いますよ」


「ライス、お米を買うとしたら東の国の人が経営するお店に行くべきなのかな」


「それでいいと思いますよ、東の国の人が経営するお店は東の国の食材もありますし」


「ライスの炊き方とかも聞いておくべきなのかな」


「その方がいいでしょうね、何分炊くとかはありますから」


「こっちかな?」


「三つ目の道を北西ですね」


おにぎりの具材は基本的になんでもいい。

米を炊けるのならこっちの世界でもおにぎりは作れるだろう。


おにぎりの具材は基本的に塩気のあるものがいい。

鮭やおかかなどもそうだが、塩気のある食材を使った方が美味しいのだろう。


だからこそ特に何がいけないという事もないのは強い。

なのでおにぎりは異世界でも全然浸透しそうな食べ物ではある。


「そういえばおにぎりってなんで三角なんだろう」


「握る際の手の形が三角になるからでは」


「でも球状のおにぎりもあるって聞いたけど」


「お店で売るものとかだと三角ですけど、家で作ると丸くなるとかなのかもしれません」


「そういうものなんだね、でもだとしたら作り方になってくるのかな」


「手の形がおにぎりの形になるって事なんだと思いますよ」


「握り方によって三角になったり丸くなったりとかなんだね」


「だと思います、おにぎりはそれを作る型みたいなものもあるらしいですし」


「型なんてあるんだね、それで作ると三角になるみたいな感じなのかな」


「でも基本的におにぎりは三角なんだそうです、あと俵型のものもあるとか」


「俵型って事は横長の形って事になるよね」


「はい、おにぎりの形にも様々なんだと思いますよ」


「でも基本的には三角のものなんだよね」


「ええ、三角のおにぎりが一般的だそうなので」


「こっちかな?」


「二つ目の道を西ですよ」


そのまま9番街に入っていく。

ヘンリーさんの家はすぐそこだ。


「ここかな」


「すみませーん!キッチンハウスの宅配です!」


「はい!」


「お待たせしました」


「えっと、先に銀貨一枚と銅貨一枚をいただきます」


「これでお願いします」


「ちょうどいただきます、ではこちらが牛肉おにぎり5つになります」


「ありがとうございます」


「容器は行政区分に従って可燃ごみでお願いしますね」


「分かりました」


「ではまたのご利用をお待ちしています、それでは」


「さて、いただきますか」


牛肉おにぎり、牛肉を具にしたおにぎりだ。

具の牛肉は甘辛いタレで味付けしてあるので、ライスとの相性もいい。


牛肉のタレが染みた部分もまた美味しいのが牛肉おにぎりの美味しさだ。

なお牛肉はしっかりとタレをかけて焼いてある焼肉でもある。


牛焼肉のおにぎりはタレの甘辛さがその美味しさを引き立てる。

おにぎりと肉は普通に相性がいいので、食欲も掻き立てられるというものだ。


「うん、これは美味しいですね、ライスには塩気がついていて食べやすい」


「そこに甘辛いソースで焼いた肉が入っているようですね」


「このライスを包んである黒いものが海苔というものなのですか」


「そして肉を焼いた時に使ったソースがライスにも染みているのがまたいい」


「塩気のあるライスと甘辛い味のソースはまた相性がいいという事みたいです」


「これならたくさん食べられそうですし、おにぎりというのはいいものです」


その頃のアレッシオ達は帰り際に休憩していた。

冷たい麦茶が体に染みる。


「ふぅ、冷たい麦茶が染み渡るね」


「ええ、暖かくなって冷たい麦茶が美味しい季節ですよ」


「それにしても麦茶ってなんでこんなに美味しいんだろうね」


「暖かい日は特に美味しく感じますからね」


飲み物を飲んだらそのまま帰路につく。

帰ったらまた仕事である。


「ただいま戻りました」


「お帰り、はい、おしぼり」


「ありがとうございます」


「外はすっかり春本番のようデスね」


「うん、もう完全に春本番だね」


「なら衣替えも完了って事でいいかな」


「はい、特に問題はないと思います」


「分かりマシタ、では冬服はもう片付けてしまいマスね」


そうしておにぎりやサンドイッチはまとまった数を買う人が多い。

一人でたくさん食べる人も珍しくないという事のようだ。


なので安価で複数買っても安く上がるおにぎりやサンドイッチは需要も大きいらしい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ