表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/21

第十七話:駆け抜けろ!

 う~む、ポケモンはやはり単純に面白いですねぇ~。

 発売前は男主人公で始めたらもう一人の女主人公のセレナがヒロインをするものと思っていましたが、どうやらx・yにおけるヒロインは、発売前は地味だったサナという少女のようですね。とても可愛らしいので女キャラで初めて百合を演じたかったです♪


 今回は予定している最終話とはまるで関係のないお話。

 本当に中身がなく、ノリで書いたってのが自分でもよく分かる話になっております。

 

 今日のお話は、いまだ炎砲地方でグダグダやっている八突とお狼のまったりした日常風景から始まる。


 旅生活が日常の二人にとって、一つ所に留まらないことこそが日常と言えるかもしれないが、今回はゆったりと楽しんでいる様子なので、読者の皆さんもゆったりと読んでいってほしい。


 と、地の文は考える。……しかしこんな風に地の文らしからぬ感想を書いてしまっては二人旅ではなく三人旅になってしまうな。



 ◆ ◆ ◆



 炎砲地方に入ってすぐにチェスター流剣術とチェスター流柔道の二つの武術集団を叩きのめした八突とお狼。


 二人はそのままさらに南下を続け、名も知れぬ山を歩いていた。



「なぁ、お狼。

 お前さん、確か地図を持っていたがこの近辺に観光名所はあるのか?」


「それが無いみたいだねぇ~。

 まったく残念なことに、いま登っている山を下った先になら小さな村があるけど、そこまでは茶屋の一つもありゃしないさね」



 鍛えた肉体に鋼の精神力、あとはほんの少しの魔力と妖力で身体強化をしている二人には山道を歩くことはさほど苦ではない。


 しかし、変わり映えのしない景色ばかり眺めているのは退屈だし、ここらで一つ何かしら面白い騒動でも起きないかと期待してしまうのが人も妖怪も変わらぬ欲望というものだ。


 だが見渡せど木々が生い茂るだけの緑の風景。地面は舗装されていない土丸出しの地面。


 小石を蹴りつつ傾斜30度はありそうな山の斜面を登るが、てっぺんは雲に隠れて見えやしない。


 何と高い山だろうか。これほどに高い山なら頂上から本国が見渡せるかもしれない。


 そういう流れから、歩き飽きていた八突はお狼との対話の末、頂上まで競争することにしたのだ。


 ふふん、これもまた二人のノリだ。ツッコミなど求めていないだろうさ。



「俺の脚力は常人の三倍にして、さらに三倍の魔力と三倍の頭脳! つまり合計で一千万馬力だ!」


「あたいの脚力は並みの大妖怪の三倍にして、さらに三倍の頭脳と四本足という二倍の足の数! 合わせて一千億万馬力!」


「そんな計算成り立つか! それに単位が小学生みたいだぞ」


「ちっちっちっ、だがそれでもお前さんは二番目さね。

 何故なら数学というのは気分で答えが変わるからねぇ~♪」



 な、なんと!? これは脅威の新事実だ!


 数学というものは数字を式に当てはめ、正しく計算をすれば誰が計算しても答えは同じになるもの。


 だがしかし! お狼はそんな常識を無視し、独自の理論によって数学界の考え方を根底から覆す発言をするではないか!!


 しかもそれが正しい事を証明するが如く、駆けるその足は人間形態のままでありながら、若干空中に浮かぶが如し素早さだ。


 ちなみに、先ほど四本足と言っておきながら、走りながらの八突との交尾への流れへ行けるように基本的に人間形態がお狼の常である。



「妖怪走法『春風の狼晩餐は気まぐれの塊』!」


 地に足を付けていないお狼は空を蹴り、木を蹴り、宇宙へと!


 それに負けじと八突も対抗する。


「古代武士流奏法『略して拳』! 相手は死ぬ!」


 八突が繰り出したのは古代武士にのみ伝わる暗殺術……もとい演奏術。


 手近に楽器がないため手拍子と口笛のみだが、彼の発する「音」はお狼の耳に奥深く響く。


 音による攻撃なのだから、空中を駆けるお狼の聴覚を乱して墜落させる技だと思うだろう?


 だがそうじゃない。この技の本質は「攻撃」ではなく「強化」にある。



「なっ!? 足がさらに加速する!? それにこれは風魔法さね!?」


「正解だ、お狼。

 この奏法は相手を音によって本人の意思に反するくらいに継続中の動きを強化する。

 つまり走っているお前さんの足をさらに加速させる強化をさせたのさ」



 ただでさえ妖怪走法で高速移動をしているお狼だ。この速度上昇には耐えられない。


 段々と体が軋み、破滅の音を響かせ始める。


「くっ……んぅ……」


 漏れる息遣いに思わず男としてそそられるものがあるが、八突はお狼を傷つける気なんてない。


 だからこそ、ここでカッコ良く加速状態のお狼を抜き去り、正面から受け止めることで男らしさを見せつける!


 何という策士だろうか!? お狼は八突の胸に抱かれ、もつれるようにして転倒。


 おお、見よ! これぞ男の中の男だけが体験できる、美少女の包容(故意に事故に見せる版)だ!



「す、すまないねぇ八突……、とでも言えばいいのかい?」


「いんにゃ、俺の方が悪かったよお狼。

 ちぃと、やり過ぎちまったな」



 八突としてはからかうだけのつもりだったのだが、この事でお狼の服はズタボロに破けてしまい、胸のふくらみは露わになるわ、下の割れ目も御開帳だわの、てんやわんやのひと悶着。


 ノリでやったにしちゃあ、やり過ぎなんと違うかな? 八突よ。


 チャンチャン♪


 本当に山でかけっこするだけの話になったなぁ~。


 




 そういえばこの作品の前書きや後書きでは書いていませんでしたが、予定ではこの小説の最終話は今月17日に掲載予定。


 文字数にして1万~2万の間くらいだと思いますし、最後にまとめ読みするのもありだと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ