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「ルール?」
あたしは首をかしげた。
「そうさ。何ごとにも決まり事ってものがある。ルールっていう"しばり"が無いとゲームは成立しねぇのさ」
そう言ってから、本のオバケはルールを説明してくれた。
[ルール1]
絶対恋愛マニュアルのことを他の第三者に知られてはダメ(知っていいのはターゲットだけ)
↓
全て無かったことになる
[ルール2]
本人かターゲットが死んだ場合
↓
全て無かったことになる
[ルール3]
貸し出し期間を超えてはダメ
↓
全て無かったことになる
[ルール4]
本の内容を写してはダメ
↓
恋愛は100%不成功になる
[ルール5]
本のアドバイスを実行しなかった場合
↓
恋愛は100%不成功になる
「あ、あのぉ」
「何だいお嬢ちゃん」
「ターゲットっていうのは?」
「そのままの意味だぜ。お嬢ちゃんの"意中の人"とでも言えばいいのかな」
「ああ、なるほど」
「これらの中で特に重要なのは"ルール5"だな。俺様のアドバイスをきちんときけば、100%成功するんだが、アドバイスをきかないとなると100%不成功になる。つまり、この本を読む以上はアドバイスに従わないと恋は絶対に適わないってことだ。そこら辺をよく考えて、受けるか止めるか決めるんだな」
本のオバケがニヤリと笑った。




