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召喚の書と共に異世界生活  作者: くるみ


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??視点




グノセニア大陸東部

聖地ユノシーズに隣接する大国_アルラント王国


「ーー…陛下、聖地方面に不審な魔力の流れを感知いたしました。このような魔力は、生まれてこの方感じたことがありませぬ。」


「…ほう。老師がそこまで仰るとは、それほどまでに異常な事態ということか。」


先ほど、アルラント王国魔法庁の総帥である_大魔導士ルセウスが、緊急で国王陛下への謁見を希望された。

ルセウス総帥の様子から、只事ではないことが伝わったため、急ぎ陛下へ取り次ぎ今に至る。


「はい。あれほどまでに膨大な魔力の渦を生み出すのは、ドラゴンでも不可能でございます。聖地で何かとんでもないことが起きたと見るべきでしょう。万が一のことに備えて、警戒体制を強めるのが宜しいかと。」


「…あいわかった。老師の言う通り、聖地側の警備を強めるとしよう。…しかし、このような時に奴がおらんとは、全く嘆かわしいことだ。」


「その通りですな。我が国で聖地に足を踏み入れることができるのは、ヴィンセント閣下お一人のみ。閣下がおられたら、聖地へ調査に赴くこともできたものを…」


「今し方、ヴィンセントへ至急王都へ戻るよう伝令を出したところだ。あやつは転移魔法が使えるゆえ、知らせが届けばすぐに戻って来るだろう…。あとはそれまで何事も起こらないことを祈るしかないな。」






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