表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
召喚の書と共に異世界生活  作者: くるみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

3/15

2.召喚の書の取り扱い説明




「…ところでさ、召喚の書っていうことは、キーって何か召喚できたりするの?」


『はい、左様でございます。』


「やっぱり…それで、召喚ってどうやってやれば良いの?」


『召喚の書の1ページ目をご覧ください。』


手元の本をめくってみる。

中身は、写真と簡単な紹介文が書かれたカードのようなイラストが、1ページに縦3×横3の計9枚並んだ形をしている。


しかし、現時点では左上のイラストのみ顕現けんげんしており、残りは黒いシルエットしか見えない。紹介文も米印になっていて読めない状態になっている。


(なんだかトレーディングカードみたいな見た目してるな…)


色々ツッコミどころはあるけれど、一旦それは置いておいて、唯一顕現しているイラストに注目する。



《トレント》


属性:木   種族:魔物   寿命:1年


木属性の魔物。感情はなく、命令されたことを忠実にこなす。


召喚素材:

ユノの木(枝)/3本

ユノの木(葉)/10枚



トレントといえば、よくゲームとかに出てくる木の形をしたモンスターよね。


「ねぇキー、今トレントの詳細しか見れないんだけど、これってトレントしか召喚できないってこと?」


『はい。現時点で解放されている召喚はトレントのみとなっております。』


「そうだよね…なら、この召喚素材っていうのは、文字通り召喚に必要な素材ってことだよね?どうやって集めたら良いの?」


『素材に関しましては、召喚の書に記載されている文字をタップすれば、詳細をご覧いただけます。』


文字をタップ…?


ポン


召喚の書に書かれている文字をタップすると、詳細とイラストが浮かび上がってきた。


《ユノの木》

大陸グノセニアの中心部、聖地"ユノシーズ"に聳え立つ大樹。常にあたり一帯に魔素を放出しているため、その魔素濃度に耐えうるほどの魔力を持つ一部を除き、ほとんどの生物は近づくことができない。


「…魔素?魔素って何?キー知ってる?」


『魔素とは、魔法やスキルを発動する際に必要なエネルギーのことでございます。』


「ほえー、やっぱり異世界だから魔法とか存在するんだ…ってあれ?このユノの木のイラスト、なんか見たことあるような…」


本から顔を上げて、目の前に聳え立つ巨木に目を移す。


「…あっ!これじゃん!これユノの木じゃん!!…ていうことは…」


あたり一帯に散らばった枝や木の葉を見渡す。


「ねぇキー、ユノの木の枝と葉って、この落ちてるものでもいいの…?」


『はい。枝は長さが1mを超えてるもの、葉は欠けているところがないものであれば問題ありません。』


数えきれないほどの木と枝が地面に落ちている。

見える範囲内に他の木は見当たらないため、全てユノの木から落ちたもので間違い無いだろう。


…もしかして、トレント召喚し放題なのでは…?


〜5分後〜


「とりあえず一体分の素材集まったよ!それでどうすればいいの?」


『では、召喚素材を一箇所に集めてください。…続いて、トレントが記載されたページを開いたまま、素材に向けてください。』


召喚素材を一箇所にかき集める。

召喚の書を素材の山に向けた瞬間、光りながら本が素材を吸い込んでいく。


バフッ


本が素材を全て吸い込むと、何かが煙を立てながら本から現れた。


「おぉ!これがトレント!…ってなんか思ってたのと違う…」


煙が消えてそこに現れたのは、体長1メートルもないぐらいの小さな木。


「トレントってこう、もっと大きくて厳つくて、長い枝を振り回してる厳ついイメージだったんだけど…」


目の前の小さな木をじっくり観察する。

見た目は普通の木をそのまま小さくした感じで、枝にはパラパラと葉っぱも生えている。

木の幹の部分には小さな目のようなものもついていて、こちらを見つめ返してくる。


しばらく睨めっこをしていたら、不思議に思ったのか

小さな木がこちらを向きながら、少し首?を傾げるような仕草をした。


…ちょっと可愛いかも…


頭に生えている小さな葉っぱを触ってみる。

ぶるぶると震えたと思ったら、枝をこちらの手に載せてもっと撫でてポーズを決めていた。


…ちょっと可愛いかも…!!




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ