093 海中の第二エリア攻略 15
◇ ◇ 拠点エリア 270日目 ◇ ◇
ワイズが目覚めてから一週間が経過した。
皆海底火山での修行に戻り私は私で色々と作業することとなった。
「にしてもたいそれたことするの。海底火山に発電機を作ろうとは」
「発電機じゃなくて発魔機ね。電気じゃなくて魔力を生成してるわけだから」
「どっちもエネルギーじゃし似たようなものじゃとおもうがの」
似てるけど魔力と電気じゃ全然違うからね。
魔力は色んなエネルギーへの変換が楽だから結構扱いやすいんだよね。
電気が必要なら小型の装置で魔力を電気に簡単に変換出来るしね。
しかもエネルギー運搬もかなり楽だしね。
まあ、電気は電気で優れてる点はあるんだけどね。
用途次第では電気の方が良いんだけどもここでは魔力の方が扱いやすい。
「しかし、地脈のエネルギーとか使おうとは思わなかったのかの。これだけできるなら出来そうなものじゃが・・・・・・」
「地脈? そんなものまでエネルギーとして使えるの?」
地面に流れてるエネルギーか何かだよね。
風水とかでよく出てくるやつ。
「なんじゃ知らんのか。地面に建設された拠点構築ではよく使われるというのに」
しかもよく使われるの!?
本気で知らなかったんだけど・・・・・・・
「生産スキル系統の試練は浮遊島が舞台故に地脈はつかえんがここは浮遊している場所というわけではないが故に使えるんじゃぞ」
「あ~・・・・・・・」
試練以外で拠点構築は行ってないからね。
生産スキルの試練で経験があるから禄に調べてなかったよ。
とりあえずステータスウィンドウで工房の図書館にアクセスして調べてみようか。
・・・・・・
「あ~そういう感じのものなんだね」
とはいえこれは簡単に作れそうに無いね。
まあ、それ以前に工房の図書館だけだと資料不足すぎてどうやって地脈に干渉するのかも分からないよ。
ものがものだから下手に知識不足のまま試行錯誤すると洒落にならないことになりかねないからね。
この試練でこれは使えそうにないね。
使えたら便利だったんだけどね。
「ところでワイズは地脈に関する知識は・・・・・・」
「ないの。ワシはクラフターじゃないが故に製造方法の知識は得ておらぬ」
だよね。
まあ、もしかしたらで聞いただけだし予想された答えが返ってきただけだ。
だからちょっとがっかりはしたけど問題はない。
「ところで、ワイズってかつてはどれくらいの強さだったの?」
「ワシの強さか? まああのコクウというおなごくらいの実力かの」
なるほどね。
今のワイズがコクウの真の実力を見抜けると思えないから表面上の実力と同等ってことね。
となるとそれなりに強かったみたいだね。
「それであのドラゴンと渡り合えたの?」
「うむ、万全の状態で最強の装備があったからの。もっとも全て戦いで破損してしまったが・・・・・・杖も代償武器に匹敵する強力な杖だったんじゃがの」
う~ん・・・・・・
そうなるとドラゴン自体はそこまで強くなかったのかもしれないね。
コクウクラスのワイズが最強装備で挑んで封印まで追い込める強さなんだけどね。
でも私のイメージでイティアがドラゴンを瞬殺してるんだよね。
イティアクラスがごろごろ居るとは思えないけど同等の実力者はある程度いると思うんだよね。
もしかするとそんな実力者が手一杯になるほどの脅威が数十年前に襲ってきたのかな。
だとすると次試練挑むときがあればその辺を気を付けた方が良いかもしれないね。
まあ、そう何度も試練を挑む気はないけどね。
今回みたいに必要に迫られない限りは長期間犠牲にしてやる程いいものじゃないしね。
シャウラ「イティアと同等の実力者? そんなのこのゲームの中の世界に居るわけない。戦闘者でフルスペックで戦闘が可能だしね。クラスを戦闘者に変えれば化ける人はいるけどね。コクウとか」




