090 海中の第二エリア攻略 12
◇ ◇ 拠点エリア 262日目 ◇ ◇
ふぅ・・・・・・・
苦戦はしたけど施術は問題なく終わったよ。
これで封印から解き放ってもすぐに死ぬことは無いだろうね。
「けっこう大変だったでござるな」
「元々難易度高いのに封印越しに施術しないといけないからね」
封印越しじゃなければもう少し楽だったんだけどね。
まあ、元々が難易度が高いしどれだけ楽になったかは謎だけど。
ホムンクルス作りを経験してなかったら正直この施術は上手く行かなかっただろうね。
そう言えるくらいには難易度は高かった。
「これでもう大丈夫なのかな?」
「一応封印といたらすぐに死ぬということはなくなったよ」
肉体関係は問題ないからね。
ただ・・・・・・
「大きく肉体が変貌しているし元々長期間封印で眠りについていたのもあって正直この子が再び動けるかどうかは分からないかな」
元々専門外だしね。
ホムンクルスで遺伝子とか肉体構造とかは把握したけど治療系となると何が起こるのか正直よく分からない。
知識が根本的に足りてないからね。
「見たところ相当やばい状態でござったからな。再び目覚めるかも怪しいでござる」
「あ、それにかんしては問題ないよ。目覚めはする」
「そうなのでござるか!?」
ホムンクルス作りでその辺は分かってるからね。
それに無理矢理覚醒を促すこと出来るしね。
・・・・・・まあ、変な状態でそれをやったらとんでもないことになるんだけどね。
「目覚めはする訳ね」
「というより覚醒まであと一分って所かな?」
「覚醒する時間も分かるのでござるか!?」
「よく見たらモニターになんかよく分からない線が動いてるね。これで覚醒するか分かるって訳ね」
バイタルモニターで色々状態分かるからね。
もうすぐで覚醒するというのもね。
にしても、思ったより覚醒が早いね。
あと一日は寝込むかと思ってたんだけど・・・・・
「うぅぅぅん・・・・・・・」
女の子は瞼を開けた。
そして呟いた。
「ここは・・・・・・・どこじゃ・・・・・・?」
「じゃ?」
「気がついたんだね。ここは私達の拠点の中だよ」
女の子は身体がまともに動かないのか眼球を動かして私達を見る。
・・・・・眼球は普通に動くんだ。
「そうか・・・・・・ワシを助けてくれたのは君たちか・・・・・・・」
「ワシ?」
コクウ、言葉にいちいち反応しない。
でも、なんか老人っぽいしゃべりだね。
この姿になる前は老人だったのかもね。
めちゃくちゃ若返ってることになるけどね。
「しかし・・・・・・・象徴武器を破壊されたワシが何故生きておる? あれほどの深手を負って武器を破壊されれば生きていれるとはとても思えん・・・・・・・」
「あ~遺伝子がめちゃくちゃになってたのを私が治したんだよ」
にしても象徴武器ね。
なんかビュウスから聞いたよ。
武器が破壊されると象徴とした部位が消し飛ぶというなんかとんでもない武器だよね。
指を象徴にした武器が破壊されれば指が消し飛ぶといったかんじの武器だ。
極めてリスクの高い武器だよ。
そんな象徴武器でリスクがあるとすれば男性ならほぼ全員がもっている生殖器を代償とするものだ。
たしかそれを象徴にして破壊されると自身の男性という概念そのものが破壊されてしまうんだよね。
Y染色体が消し飛んでX染色体だけになり消えた部分を補うために身体が変化するとかなんとか。
あと、遺伝子異常で虚弱体質になるからとても弱い女の子になるって話だ。
「ってことは、君は元は・・・・・・・」
「ああ、男性じゃ」
だよね。
元男性の女の子ってことだよね。
とりあえず、体力は戻ってないだろうし話を聞くのは明日にしておこう。
さて、これからあの子をどう扱っていけば良いか考えないとね。
謎の少女「ワシは海底の試練場に居たはずなんじゃが・・・・・・パーティでもないのにどうやってワシを試練の外に出したのじゃろうか?」
コクウ(・・・・・・試練場にここまでちゃんとした建築物が建っているというのは分からないみたいだね。無理も無いけど)




