087 海中の第二エリア攻略 9
◇ ◇ SIdeオボロ 第二エリア 海底火山 260日目 ◇ ◇
ファンファンファン
海底火山にサイレンの音が鳴り響く。
サイレンの音を聞いたら私達は即座にその場から脱出する。
海底火山から少し離れて数分後に海底火山が噴火した。
『クッソ、噴火がうっとうしいな!』
『噴火のタイミングが分かるだけまだマシだと思うよ。火山の噴火は止めようがないからね』
ドルフィスさんがぼやくのをレクト兄が諫めていた。
海底火山の噴火は今日に限った話じゃない。
これまでに何度も噴火してる。
ホムラちゃんの作った海底火山の状態を調べる設備がなければ何度噴火に巻き込まれたか分からないよ。
毎日といっていいほどには噴火するからね。
正直イヤになるくらいには訓練を中断させられるからかなりうんざりしてるよ。
でも噴火に巻き込まれたらただじゃ済まないからね。
仕方ないと言えば仕方ないよ。
『コクウ殿は噴火しても耐えられるでござるか?』
『あ~流石に耐えられないかな。熱はともかく溶岩が全身を圧迫するからね。噴火ではない溶岩の流れでそうなったから噴火だとまず間違いなく耐えられないね』
コクウちゃんって溶岩は平気なんだ。
まあそうなんじゃ無いかなとは思ってたけどね。
『コクウ殿でも無理なのでござるな』
『そりゃそうだよ。君たちよりかは強いけど弱体化してるしね。そうじゃ無かったら普通に耐えられるよ』
・・・・・・弱体化しててそれなんだ。
戦闘能力は知ってたけど環境耐性も弱体化してたんだね。
『コクウ殿はどうやってその力を身につけたのでござるか?』
『生まれつきかな。強欲系のある種の呪いと引き替えに強いちからを手にしてるからね』
コクウちゃんに呪い?
『どんな呪いでござるか?』
『気がついてないなら気がついてないでいいと思うよ。まあホムラには初見で見破られたけどね』
ホムラちゃんは見破ったって・・・・・・
例の感知能力で?
私も似たようなのを展開してるけど分からないんだけど・・・・・・
『呪いなら解くことは・・・・・・』
『出来ないよ。呪いといっているけど厳密には違う。私に取っては呪いみたいなものというだけだからね』
ちゃんとした呪いではない。
ということは私の体質みたいな感じのある意味どうしようもないものってこと?
『呪い故に欲しいと思ったものは絶対に手に入らないんだよ。強い力を手にしても肝心の欲しいものだけは決して手に入らないんだよ。ちかいもので我慢するしかないんだ』
好きこのんで手にした力というわけじゃないのに欲しいものにかぎって手に入れられないってかなり酷いね。
コクウちゃんの望むものは分からないけどそれそのものは絶対に手に入らないんだろうね。
『っと、この話はおしまいだよ。力の習得に冠してはボクの習得手段を当てには出来ないから一歩ずつやっていくしかないよ』
話題を変えたね。
コクウちゃんもあまり話したくないことなんだろうね。
でも、コクウちゃんの力の習得経緯を考えると当てには出来ないよね。
ホムラちゃんの習得経緯は記憶喪失だから覚えてないみたいだしね。
一歩ずつやっていくしかないよね。
『ところで、このペースだとあと何日くらいかかるのでござるか?』
『う~ん、このペースだと60日以上はかかると思うね。コツをつかむ前に何度も中断されるからコツをつかみにくいしもっと時間かかるかも・・・・・・』
だよね。
時間かかるよね。
でも時間はいくらかけても問題ないしコクウちゃんの言うとおり一歩ずつやっていくしかないよね。
そう思っているとまたサイレンが鳴った。
噴火中なのに今度は何?
そう思っていたらレクト兄とコクウちゃんが険しい顔になった。
『このサイレンの種類って・・・・・・』
『誤報か? だが万が一を考えると・・・・・・・』
このサイレンについて何か知ってるの?
私は何も聞いてないんだけど・・・・・・・
『でも、可能性としてはあるとはいえこの世界に私達以外の人間が見つかったって割とおかしな話だと思うよ。現実ではまだ一分も経過してないのに』
え?
なんかとんでもない事態になったよ。
どういうことなの?
ホムラ「コクウの呪い? 完全には分からないけど何となく察することは出来るよ。初対面で見抜いてるしね」




