082 海中の第二エリア攻略 4
◇ ◇ Sideオボロ 第二エリア 200日目 ◇ ◇
ようやく第二エリアの端の方まで探索できる程水圧の変化と5000mまでの水圧に耐えられるようになったよ。
意識しないで耐えられるようになるまでには時間がかかりそうだけどね。
これでようやく第二エリアの本格的な探索が出来るよ。
『結構時間がかかったでござるな』
『早いほうだと思うけどね。いくら何でもこんなに早く水圧克服に加えて変化に耐える何て難しいからね』
コクウが言うには今までが早すぎたとのこと。
まあ、結構時間に追われることが多かったもんね。
『とりあえず、第二エリア攻略の前に一度拠点の方に戻ろう』
『なんでなんだ?』
拠点の方に特に用事は無かった気がするでござるが・・・・・・
『ホムラを一ヶ月も放置しっぱなしでしょ。ここにも来てないんだよ』
『一度様子を見た方が良いだろうね。最近は護衛なしで全員ここで修行してたわけだし・・・・・・』
って護衛対象のはずのホムラちゃんを放置してたよ!?
しかも結構長い期間放置してた気がする。
本拠点が完成したのが百日前くらいだしね。
『ホムラ殿は大丈夫でござるか?』
『大丈夫だよ。とりあえず移動しよう』
私達は前線拠点の中に入って連絡通路を通って本拠点に戻ることにした。
◇ ◇ エリア1 ◇ ◇
「なにこれ?」
「しばらく見ない間にとんでもないことになってるな」
「最早要塞だね」
連絡通路を通って外を眺めたら本拠点がとんでもないことになっていた。
とんでもなく巨大な要塞みたいになっていたのだ。
なんか第一エリアをロボットが動き回って素材を回収してる。
さりげなくモンスターも討伐してるよ。
「とんでもないくらい進化してるね」
「僕達がここで足踏みしている間にホムラはどれだけ技術を発展させたのやら・・・・・・」
私達は本拠点より少し小さいサブ拠点と言うべき場所にたどり着いた。
そこにはホムラがいた。
てっきり本拠点の方にいると思ってたんだけど・・・・・・
「お帰り。ここに戻ってくるのって何ヶ月ぶりだっけ?」
「結構前だと思うよ。訓練始めてから戻ってきてなかったしね」
かなり遠いから移動時間がどうしてもね。
「じゃあ結構驚いたんじゃ無い? ここまで様変わりしてたら」
「驚いたよ。というかどうやってここまで発展させたんだ?」
確かに。
気になるところではあるよね。
ここにある素材だけではどう足掻いてもここまで発展させられるとは思えないもん。
錬金術を多少かじった程度だけど学んだ私だから分かるんだよ。
「まあ、ストレージの隠し機能を見つけてね」
「ストレージの隠し機能?」
クラフターが使える物体を収納するスキルだよね?
何かあったの?
「前々から気になっては居たんだよね。インベントリとかアイテムボックスじゃなくてなんで記憶領域なんだろうなって」
「なんでストレージ?」
どういうことだろう?
ストレージって言葉に意味があるのかな?
「それで私もアイテムボックスを手に入れて気がついたんだよね。ストレージの正体に」
ストレージの正体!?
それは一体・・・・・・
「正体を知ったから今まで私がストレージにしまったものを対価ありで生み出せるようになったんだよ」
「正体の説明はないのでござるか!?」
気になるんだけど!?
「あ~使ったこと無い人に説明するのは厳しいからとりあえず一度しまったものなら対価ありでいくつも生み出せるとだけ思っててくれれば良いかな」
う~気になるけど説明が難しい類いのものなんだろうね。
レクト兄とドルフィスさんも何がなんだか分かってないみたい。
あ、コクウちゃんだけは理解して居るみたいだね。
これは私達に前提知識が無いって事なんだね。
言われても理解が出来ないって事なんだろう。
気になりはするけど追求はしない方が良いかもね。
本当に気になるけど。
ホムラ「出力の仕組み自体は印刷機に似てるかな。収納はその逆だね」
コクウ「記憶する場所と物体に含まれる要素を保存するカートリッジみたいなのに分解して取り出す際に再出力すると言う行程を踏むわけね」
オボロ「意味が分からないでござる・・・・・・」




