078 第一限界突破の試練 22
◇ ◇ 第一エリア 百二十日目 ◇ ◇
「これでよしっと」
とりあえず一つ目のエネルギー生産設備をちゃんとした物に変えたよ。
連絡通路もちゃんとしたものに変えたから襲われたら穴が開いてしまうような脆い代物じゃ無くなったしね。
これで私自身が第一エリアに行く事は出来た。
拠点からそうと置く離れない限りは行動出来るしそんなに多くは出来ないけど私自身も素材集めが出来るようになった。
それじゃあエリア1の海に潜ってみよう。
海に潜って拠点から出る。
明らかに水質が違うね。
コレがコネクトリキッドを含んだ海水ってことね。
『ちゃんとした形で見るのは初めてだね』
素材として取ってきて貰って詰めて貰ったものか素材にくっついたものしかみてないからね。
正直試行錯誤するなら直接見た方が良いとは考えていたんだよね。
多分汲み取った時に変質する可能性があるからね。
まあ未知の素材を変質させてしまうのは仕方ないことだしレクトを攻めるようなことはしない。
こういう未知の素材のちゃんとした採取の仕方を探り当てるのもクラフターの仕事だしね。
変質自体に気づけたのは私がクラフターとしての実力を持ってるからだろう。
オボロももう少し錬金術を鍛えれば分かってくるんじゃないかな?
『さて、それじゃあちゃんとした分離をしていこうかな』
にしても第一エリアの海水はかなり素材たっぷりだ。
コネクトリキッドをどうにかしてしまえば膨大な素材を入手出来る。
というかさりげなくアクターメタルによく似た性質の水も混ざってない?
名付けるとしたらアクターリキッドとかそういう感じのものになりそうかな。
これをドルフィスの盾に組み込めば小手への変形とか素材自体の強度が引き上げられそうだ。
第一エリアに来て良かったよ。
『さて、これなら第一エリアにいくつも前線拠点を作っても良さそうだね』
拠点周辺なら素材収集装置で復活する素材を片っ端から入手していくからね。
燃料が入手出来る付近に前線拠点を建設すれば新規に拠点を作成するかしないかぎりは第一エリアを探索しなくて済むようになるしね。
それに、人の手で集めるよりも大量に手に入ると思うしね。
どうも第二エリアの探索はしばらく延期とのことだし今のうちに第一エリアを完全に掌握してしまおう。
第二エリアはモンスターも地形による脅威も大きくなるだろうしね。
そこに建てられる前線拠点の設計を行わないとね。
そのためにも素材を大量に入手してトライアンドエラーを繰り返さないとね。
わたしは拠点内部に戻り周りを見渡して呟いた。
「クラフターの人手が足りなさすぎる」
流石に私一人で出来ないよ。
素材が増えてきたしそろそろ私一人で素材を研究し尽くすのは難しくなってきた。
あと何人かクラフターが欲しいところだよ。
前線基地の前にそっちを解決した方が良いかもしれないかな。
錬金術で人手を増やすならできることはあるからね。
ちょっと倫理に触れるかもだけど一応素材はあるからね。
うん、正直使うかどうかは迷ってる。
でも一応貴重な素材だ。
使うべきだよね。
ホムラ「でもそうなると実質そうってことになるのかな。まだ未成年なのにあれになるのはな・・・・・・」




