077 第一限界突破の試練 21
◇ ◇ SIdeオボロ 第一エリア 百十日目 ◇ ◇
なんかホムラちゃんから依頼があって私達は訓練を中断してある場所に向かっていた。
その場所は私がかつて作った発魔力機があるエネルギー生産設備だ。
『こんな場所に何の用があるのでござるかな?』
『さあな。でかいホースみたいなのを拠点からここまでつなげろって指示だし今はもう使って無くても何かに使うんだろう』
もうすでに役目を果たし終えて機能停止しているこの場所に今更何をするのかな?
私は何かを作れとは言われてないんだよね。
だから余計に分からないんだよね。
一体何をする気なんだろうか?
『よしホースを洞窟の壁につなげたぞ』
『でも、洞窟の中に入れないから意味ない気がするけど一体何をする気なんだろうか?』
正直気になる所ではある。
そう思っているとホースの中を通ってどういうわけかホムラちゃんがここまでやってきた。
「うん、予想通りってところかな」
『ホムラ!? なんで拠点エリアから離れられてるんだ!?』
そうだよね。
たしかクラフターは拠点から離れることが出来なかったはずなのにどうやって・・・・・・
「拠点と認識されているところなら移動可能なんじゃ無いかって思って試しに移動用ホースをつなげさせたら案の定だったからね」
『なるほどな。拠点エリア外部でも拠点なら移動できるって訳だ』
『そういうことだよ。手段は不明でもクラフターを拠点エリアからどうにか移動させる方法があるのは分かってたことだしね。じゃないと試練達成できないもん』
そうだった。
ここからの脱出が目的なのにクラフターだけおいていくのはおかしい話だよね。
なら必然的に移動手段があるわけだ。
『にしても、ここまで来たのならやっぱりここを改良するのか?』
「するよ。コレが分かった以上移動拠点となり得る潜水艇が必須になってくるしね」
ってことは作れないと言っていた潜水艦を作るって事!?
『作れるのでござるか?』
「すぐには無理かな。本腰を入れて試作品をいくつも作ってトライアンドエラーを繰り返してようやく完成できるって所だね」
そう簡単にはいかないんだね。
まあ秘匿情報だから構造が分からないというのが大きいんだろうね。
「それと、エネルギー不足は解消されたけど生産に使えるエネルギーがそう多くないというのも問題だよ。だから少しでも足しにするためにちゃんとしたエネルギー拠点として作ろうと思う」
あと、オボロが居なくても素材収集効率の上昇のためにもねと付け加えた。
いまのところ私しかアイテムボックスを使えないもんね。
そういうのも解決しようとしているんだろうね。
『ちょっと待てよ? 海底火山のところまでそれを・・・・・・・』
「流石にこのチューブが熱で溶けちゃうよ。拠点がちゃんとしてなければ拠点認定はされないだろうしね。でも近くまで行く事は出来るかな?」
そうなると海底火山のエネルギー生産設備はさらに作る難易度が下がったって事だね。
このまま行けば無事に試練を達成できる気がする。
これからも頑張っていこう。
ホムラ「ところで武器作ったのにいつになったらエリア2を探索するの?」
コクウ「エリア2は更に深海だし急ごしらえだった水圧耐性とかを完全にしてからかな? それをしないと水圧の変化がある場所とかが急に出てきたら耐えられそうに無いしね」
ホムラ「あ~ここまで来たのに死ぬのはまずいしね。そういう理由なら仕方ないよね」




