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070 第一限界突破の試練 14

 ◇ ◇ Side オボロ 第一エリア 七十一日目 ◇ ◇


『ようやく材料集めの日々が終わるわけだな』


『正直代わり映えしない景色にうんざりしてたところだ』


『近場を延々と探索しているだけでござるからな』


 やっぱり時間がかかりすぎてうんざりさせられてたみたいだね。


『いや、オボロは悪くないさ。悪いのは俺達の方だ』


『材料を一度に大量に持ち帰る袋をつくる材料すら発見できないからな』


 それに関しては仕方ない気がするけどね。

 クラフターの持つストレージがないんじゃ大量に素材を持って帰るのは不可能だよ。

 しかもちゃんとした鞄は無いわけだしね。

 大きな籠を二人がかりでもって泳いで帰ると言う具合で集めてるわけだしね。


『とりあえず、今日から材料集めからお役御免だ』


『とは行かないよ。エネルギー生成の為の燃料集めが必要になってくるからね』


『だよな。といっても当分は集める必要は無いだろう』


 まあ、当分は集める必要ないくらいには燃料が貯まってるよね。

 水中保管庫に満タンの燃料タンクが100を超える数があるわけだしね。

 あのタンク、水圧変化にも耐えるから今の私には作れないんだよね。

 どうやって作っているのか本当に気になるよ。


『ついたぞ。この岩山だよな』


『そうでござる』


 私は一カ所目の岩山にやってきた。

 一日に一カ所作り最終的には三カ所くらいエネルギー生成施設を作るつもりだ。


 そのためにも洞窟を何カ所も作って行かないとね。

 ホムラちゃんは洞窟作りが上手く行かないとみている。

 練習台もなかったしこればかりは私自身で試行錯誤して行くしか無いよね。


『それじゃあ行くでござるよ・・・・・・【掘削術(エスカベイション)】』


 私は岩山の壁面を掘削した。

 そして岩山に洞窟を作る。


 その後ホムラちゃんの作った魔力回路プレートで洞窟内の水圧を下げても問題ないようにする。

 そしたら流動術(フローウィング)で液体を操作して水圧を下げていく。

 水圧を下げたら今度は気体タンクに詰めた空気を注入していく。

 気体タンクはそんなに数が多くないから手が空いている人がホムラちゃんの元に空になった気体タンクを持って行って充填して貰うという往復作業をして貰う。

 

 その作業をしている最中に事件は起こった。

 突如洞窟が崩壊して全部埋もれてしまったのだ。

 幸い貴重な気体タンクは全部無事だけど入り口の魔力回路プレートは回収できなかった。


『これは洞窟の強度不足かな?』


『でござるな。どうも掘りすぎたみたいでござる』


 ホムラちゃんの作った洞窟を参考にしてみたんだけどね。

 参考にしない方が良いといってたけどその意味が分かったよ。

 多分ホムラちゃんは洞窟そのものに何かしてるね。


 ひょっとすると常に錬金技術で補強とかしているのだろうか?

 ホムラちゃんだし普通にあり得そうだね。


『空気を入れるのは水圧を変化させた後に問題が起こらないかを確認した後の方が良さそうでござるな』


『そうだね。下手したら貴重な空気タンクが無くなるかもだしね』


 材料不足の中作ってくれた空気タンクだしね。

 多分この材料が大量にあれば水中でも活動できる施設を作れるでしょ。


 大量に確保できるようにするためにもエネルギーの確保が出来るようにしないとね。

 何度失敗しても洞窟を確実に作り出していこう。

ホムラ「おお、コレなら大量収納がいけそう。でもエネルギーががが・・・・・・」

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