065 第一限界突破の試練 9
◇ ◇ 海底の拠点 二十四日目 ◇ ◇
さて、ようやくエネルギーを生成する設備を作るだけの洞窟がいっぱいになるほど設備が作れたよ。
本当に結構時間がかかったよ。
これで計四台の燃料式発魔力機で拠点にしている洞窟は安全地帯になった。
多少余剰魔力があるからそれを貯蓄していくことにする。
「さて、生活も安定したしそろそろ訓練を始めよう」
「おいおい、第二エリアの捜索はどうなったんだよ」
「それは肝心の私の準備が出来てないから捜索する意味が無いからだよ」
設置するものが出来上がってないどころか設計すらまだだからね。
オボロが作れるように設計しないとだしね。
ついでに言えば設計した発魔力機を作る為の材料を集めるための袋を作らないといけない。
というかストレージ無しでどうやって設備を持って行くのかという問題があるからね。
オボロが組み立てられるように作っておくって事は相応の大きさになるだろうからね。
「あと、第二エリアにそんな武器で挑むつもり」
「そういえば俺達の武器は弱体化したままだったな」
第二エリアに弱体化した武器で挑むのは自殺行為でしょ。
本来のスペックとは行かないまでもある程度スペックを引き上げないと。
「本来のスペックよりも強化は出来ないのか?」
「出来るよ。材料があればの話だけど・・・・・・」
幸いにもこの試練ってここで作った物は外に持ち出せるんだよね。
製作スキルの試練は持ち出し禁止だったから凄くありがたいよ。
その代わり同じ冒険者が再度同じ試練に挑めないらしいけどね。
あっちは既にスキル持ってても試練に挑めたから大きな違いだよね。
まあ、私みたいにスキルを対価に何かを作る何てことをする人も居るからだろう。
クラフティングアルター手に入れるのに全てのクラフトスキル対価にしたしね。
もう一周してから手に入れ直してるしそういうことが出来るようになってるんだろう。
あと、祭壇ではなく本を使えば試練に挑めるからというのもあるのかもね。
「材料が無いのか?」
「あるけど深刻なエネルギー不足だからすぐにはって感じかな」
余剰エネルギーはあるとは言え現状維持以上のことをするにはかなり不足気味かな。
武器の性能アップで私自身のエネルギーを使えないのがね。
私のエネルギーでもうごくものはそれで動かして貯蓄に回せば時間はかかるけどアップグレードはいけるよ。
「設備は増やせないのか?」
「増やすためにも素材がいるんだよね。深刻な素材不足だよ」
以前オボロにも言ったけど設備は増やせないからね。
洞窟に出来そうなスペースがない。
「なら、オボロが第一エリアに洞窟を作ってそこに発電設備を作るのは?」
「・・・・・あ~私が行けないなら行けるオボロにやらせるってことね」
それはとても良いアイデアかもしれない。
「となるとレクト達は材料を集めて貰わないとね。私はその間にオボロに作り方を仕込んでおくから」
「予行演習にもなるでござるな」
まあ、ぶっつけ本番で上手く行くとは思ってなかったけど良い練習台が出来たね。
にしても、基本的に試練って結構時間かかるよね。
これ、やりたいと思う人ってあんまりいない気がするのは気のせいかな?
リタイアはいつでも出来るとはいえね。
まあ、私は気にしないしこのまま試練を続けていこう。
シャウラ「そもそもちゃんとした形でプレイする人が少数派だしね。そしてスキルを手に出来るくらいやりこむ人はこういうのを気にしない。なぜなら無限ともいえる製作期間が与えられるわけだからね。スキル試練本にしても錬金術を使えないと試練を受けられないんだしね」




