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060 第一限界突破の試練 4

 ◇ ◇ 海底の拠点 二日目 ◇ ◇


「さて、拠点内の空気を抜いて入れ直す作業も完了だね」


「空気の清浄のさせ方が雑な気もするでござるけどな」


 雑だけど確実で手っ取り早い方法だしね。

 ちゃんとした良い空気が無限に手に入る環境下では一番良い方法だよ。

 まあ、いつまでもこんな方法に頼ってるわけにも行かないけどね。


「さて、それじゃあレクト達が持ち帰ってきてくれた素材で研究していこうか」


「分かったでござる」


 マナストーンの代わりになりそうなエーテルリキッドだ。

 エーテルはかつて光が波動と思われていた時代に提示された宇宙に満ちていると言われた物質だ。

 近代に行くにつれ光は粒子であるとされ媒体がなくても光は伝わるとされエーテルの存在は否定された。

 そんな存在しないと否定された物質がエーテルだ。


 まあ、否定はされたとはいえそれはあくまでも光の媒体となっている物質であるということだけが否定されただけだ。

 光を通す物体があるから何かが宇宙に満ちているそれがエーテルだと言われたから宇宙に満ちるものはないと考えられたかもしれないけどそんなことはない。

 光は媒体を必要とせず存在できると言うことが証明されただけでエーテル自体が完全否定されたわけじゃ無いんだ。

 だから宇宙に満ちる物質が存在してもおかしくはないんだ。


 科学は否定するというのにも証拠が必要だしね。

 あくまでも光の媒体となるエーテルというのが存在しないと言うのが判明しただけで宇宙に満ちる物質そのものが存在しないとまでは言われてない。

 だから存在していてもおかしくは無いんだ。


「問題はそんなエーテルがどういう性質を持っているか分からないことだけどね」


「そもそも液体なのにどうやって持ち帰ったのでござろうか?」


「ああ、水中だと固体になって空気のあるところに持ち込むとしばらくすると液体になるという性質があるからね」


 おそらくだけどこれそのものがエーテルの加工品ともいえるものなんだろうね。

 ファンタジー世界のエーテルは魔力みたいなものだ。

 魔力の一種みたいな感じで扱われてるんだよね。

 それも世界に満ちている魔力としてね。


 とはいえこのゲームは存在しない物質もつくってたりする。

 エーテルもその一つかもしれないしそうで無いかもしれない。

 存在しない物質ならわかりやすいんだけどね。

 果たしてどっちなんだろうね。


「ところでそのエーテルリキッド以外は使えるものは無かったのでござるか?」


「あるけど単体じゃ使えないってものならあるよ。コネクトグラスも単体じゃ意味ないしね」


 コネクトグラスと同系統の性質を持つ物質であるコネクトリキッドというものがあった。

 まあ、エーテルリキッドと違って偶然持ち帰れただけで少量しかないんだけどね。

 本来ならかなり使える部類の素材なんだけど肝心の合成できる素材がないからね。

 だから今は無用の長物と化している。


 使えるには使えるから偶然手に入れたコネクトリキッドはビンに詰めて溜めてるんだけどね。

 結構な頻度で持ち帰ってくるから案外珍しい素材では無いのかもしれないね。


「こうなると液体系の素材に使えるものが多いのかもね」


 錬金術でどうにかして素材としてしまえばとかも普通に考えられる。

 それを知ったところでどうしたら良いのやら・・・・・・


「レクト兄たちが帰ってきたでござるよ」


 っと、熱中しすぎてたみたいだ。

 とりあえず二回探索したし今日はここまでかな。

コクウ「う~ん、どう考えても液体に混ざり込んでるよね」

レクト「だとすると液体ごと持ち帰るか?」

コクウ「とりあえず、今は余計なことは考えず第一エリアまでの素材を網羅しよう。ホムラもすぐには液体を収納できる容器は作れないでしょ」

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