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058 第一限界突破の試練 2

 ◇ ◇ 海底の拠点 一日目 ◇ ◇


「おお、結構明るいな」


「簡易魔法回路にある程度エネルギーを注いだからね」


 レクト達が拠点の中に入ってきた。

 大量の材料を抱えてね。

 かなり良い物を沢山集めてくれたよ。


「でも、う~ん・・・・・・」


「どうした? 何か問題があったか?」


「海の中だから素材の種類が偏ってる。良くない方向でね」


 最優先しないといけないのは生存のための拠点を構えることだ。

 でもそれを成すための材料が一つも無い。

 ボンベを作るとかそのへんなら出来そうだけどね。


「魔力回路の薬品を作る為のマナストーン系が一つも無いのが気になる」


「探索位置が悪かったのかもしれないな」


 それに材料も一度にそう多く持って帰れないのも一つの原因だろうね。

 なんせクラフター以外はストレージを保有してないんだから。

 持って帰れる量に限度がある。


「ならホムラと一緒に探索にいけばいいな。一度に大量に持ち帰れば・・・・・・」


「ドルフィス・・・・・・君試練詳細見てないでしょ?」


「私は拠点から離れることが出来ないんだよ。あくまでも冒険者の試練ということだろうね」


 最大の問題は私がここから離れることが出来ないというものだ。

 製作スキルの試練同様円状にどんどん広がっていくといった形で第一エリア第二エリアといった具合に広がっていってるんだよね。

 私が動ける範囲は第一エリアよりも手前の拠点エリアだけ。

 そこから先へは行けないんだよ。


「おいおい、マジかよ」


「マジだよ。つまり今まで私に頼ってきたアイテム収集も冒険者がこなさないといけないって事になるね」


 とはいえ冒険者がプレイヤーの手を借りずに素材を一定数手に入れてこないと無限に購入して使える資材にはならないからね。

 ちなみにその条件を達成するためにストレージ持ちのクラフターをパーティに入れるのも駄目らしい。

 だからストレージに頼らないで素材を大量に持ち帰る方法はいずれは考えないといけなかったわけだよ。


「やっかいだな。片っ端から持って帰るか?」


「何往復する気? とりあえず、色んな種類の素材を集めてここに持ってきた方が良いだろうね」


「僕達じゃ初見の素材がどういう風に使えるかわからないからね」


 素材鑑定はストレージの機能の一つだからね。

 とはいえ名前と既存の大雑把な特性が記されている程度だけどね。

 だから研究する必要があるけど第一エリアに研究しないと使えない素材が多くあるとは思えないから大丈夫でしょ。

 必要にしてもそれはそれで何とかなるしね。


「ところでここはいつまで持つんだ?」


「後五時間くらいだね。最低でも入り口の魔力回路を本格的に刻めるようにならないと拠点の維持はできないよ」


 水圧が一番のネックだからね。

 水のせいで気圧まで上昇するからね。

 気圧を保てるような拠点作りはかなり難しいよ。


「ところで、出入り口をちゃんとした形で作ればそう簡単に気圧は変わらないとか無いのでござるか?」


「シンプルに水圧に耐える出入り口を作れない」


 作り方を工夫しないと開かない扉になってしまいかねないしね。

 水圧差で変形しないわけが無いんだから。

 一番簡単なのがアルターの魔術回路の模倣だからね。


「すぐに解決はむりそうだな。とりあえず、交代で3時間ずつ仮眠をとろう。明日は材料を沢山集めてホムラの元に届けるぞ」


 そんな感じで一日目は終わった。

 これは製作スキルの試練よりもかなり厳しいかもしれないね。

 少なくとも拠点がまともになるまでは禄に眠れないかもしれない。

ドルフィス「ところで、俺達の弱体化した武器を強化出来たりとかするのか?」

ホムラ「材料があれば出来るよ。全部私の作った武器なんだし出来ないわけがない。でもこういう試練が今後あるかもしれないし鍛冶が出来るオボロにも教えていった方が良いかもね」

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