005 気楽に楽しめば良い
済みません、少し遅れました
「むむむ・・・・・・」
「何悩んでるンダ?」
私はシャウラに色々見せた後、ロギロスの調整中の自動機械をみて唸っていた。
以前より早くなっていてかなり高精度にリムを作っているけど、一つ作るのに一時間かかるのは相変わらずだ。
「いや、ね・・・・・・良くあるポーションとかを今から作ろうと思ってるんだけどこれって自動化できるのかなって?」
「ア~低品質でいいのナラ作れなくはなイナ。マア、こっチノ方ガ作りやすいんだガナ」
やっぱり作れるんだ。
まあ、木材加工を自動化させるよりも難易度低そうだしね。
「一気ニ完全自動化させるノハ無理ダガ、自動化させるノニ必須ナ装置ヲ作っておくことにしヨウ。生憎コノ機械みたイニ高価ナ機械ヲ使えないカラナ。モータートカ色々買ッテ一カラ作リ出すとしヨウ」
流石にすぐには作れないよね。
あの機械、課金で手に入れた貨幣で買ったわけだし今の総資産に匹敵するくらい高価な機械をいくつもばらして作ってるだろうしね。
まだまだ工房の資産はそんなに多くはないからね。
「しカシ・・・・・・量産するナラ工房員NPCトカ必要になるヨナ」
確かにその通りだね。
と言うより今の工房は私とロギロスの作ったものくらいしか売ってないもんね。
毎日毎日売り切れになって午前中しか開いてない店とか言われてるとシャウラが言っていたしね。
「まあ、こっちは雇用条件がクリアできてないみたいだしね。条件が分かれば良いんだけどね」
「条件ハ雇用シタ冒険者ガ一定ランク以上ノ地域でプレイヤーヲ守リ切るノガ条件ダ。三日後ノオ前ノ活躍デ雇用可能にナル」
え~ってことはシャウラって最短で工房員を手に入れるために動いてるってことね。
道理でまだファンタジー素材に手を出すときではないというのに冒険者に手を出したわけだよ。
それをしなきゃ始まらないんだ。
まあ、他にも方法はいくつもあるんだろうけどね。
現実に存在する素材だけを扱うということで完結させてる人も居るわけだから。
それでいて沢山の工房員を働かせて自分は新たな物を作るための研究費を産み出すとかそういうプレイも出来るわけだからね。
でも、そういうのをやるためには相応の物を何個か作らないといけないとかあるんだろう。
だからこそシャウラは手っ取り早い方法を選んでいるんじゃないかな。
でもそういうのを教えてくれてもいいと思うんだけどね。
まあ、基本めんどくさがりだから聞かなきゃ教えてくれないんだけどね。
なんか不満持ちそうなら事前に教えてくれたりするしそもそも頼まないとか立ち回りも上手いからね。
「でも、なんでロギロスは雇用条件しってたの?」
「シャウラガ言ってたかラナ。ただでさえ運営がギリギリなノニ一人抜けるンダ。そレノ理由ヲ説明したといったところだロウ」
あ~それもそうだよね。
資金稼ぎのための店とはいえちゃんと運営しないと評判下がるからね。
評判下がれば今後に影響でるからそりゃ説明しないといけないよね。
私にもしっかり説明して欲しかったというのはあるけどね。
「とにかくホムラ、オ前ハオレ達のこトハ気にせずやレバ良イ。どうせゲームなンダ。気楽ニ楽しメバ良イ」
あはは、ロギロスはお見通しか。
私に説明しなかったのってロギロスに直接言わせるためにあえて言ってなかったんじゃないかなって思い始めてきた。
そうだよね。
これはゲームなんだ。
本当の工房運営じゃない。
だから気楽にやれば良い。その通りだったよ。
私はロギロスと分かれて薬剤工房へとやってきた。
私はそこで薬を作る為に色々としてみる。
本来の薬作りより簡略化されていて入門って感じの使用になってるからね。ファンタジー系のポーションって・・・・・・
その代わり売れる値段は低いけども誰でも簡単に作れるくらいには単純だ。
まずは薬草を細かくすりつぶす。
その後綺麗な水につけてしばらく置いておく。
一時間程したら濾過して完成って所かな。
本当に簡単だった。
これで飲んだり患部にかければ傷が簡単に癒えるんだから凄いよね。
ちなみにお試しで飲んでみることは出来るよ。
ゴクリ・・・・・・苦ぁ・・・・・・
え、こんなの飲めた物じゃないんだけど・・・・・・
これ全部飲まないとダメなんだよね。
え? きつくない?
・・・・・・よし、せめて飲めるくらい良い味にしよう。
これ、怪我したら私も飲まないといけなくなるわけだからね。
こんな苦いの飲みたくないよ。
薬系に入れる物としては蜂蜜だけど・・・・・・高いんだよね。
ポーションの値段を考えると高く付く・・・・・・今後量産するためにも安価な代物で味を調えたいところだね。
う~ん・・・・・・よし、片っ端から果物とか購入して色々と試してみようか。
一日が経過してようやく完成した。
その名もメイプルポーション!
メイプルシロップを使って作り上げたポーションだよ。
メイプルシロップは比較的安価だったからこれなら量産が効く。
このポーションなら多少は利益が出るから商品として出してもいい。
とりあえずひとまずポーションは完成かな。
後は・・・・・・ついさっきシャウラから聞いたものを作るだけだね。
まさかこんな物があるとは思ってなかったよ。
これは売り物には出来ないけど皆いくつか持っておいた方が良いだろうね。
私はそう思いながら危険だけど頼もしいポーションを作り始めた。
ソニス「ちなみに料理系の作業者はどうやって材料購入しているのって話になるかもだけど実は料理研究用のモードとかがあって全ての材料をただで使えて自由に作れるというのがあるんだよね。そのモードだと売り出すときに材料費だけ引かれて利益として手に入るというのがあるんだよね。ちなみに料理に限らず全てに素言うモードがあるよ。なんでシャウラはこのモード選ばなかったんだろうね」




