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052 海の中の探索終了

 ◇ ◇ 6月22日 海底の大地 ◇ ◇


「復活って生き返らせることが出来るって事!?」


「まあね。最もどこかでかってに復活してるのは間違いないんだけどね。まあ探そうと思って簡単に探せるようなものじゃない。さがすためのデータを収集するためにここに来たわけだしね」


 データを探すために?

 ああ、そういえばあちこちから保管したデータがって話だったね。

 その情報を得るためにここに来たわけだね。


「それって手に入れて良い物なの?」


「ルールを守ってる限りは問題ないよ。というかルール破ると即座にはじき出される仕様になってるからね。あの悪質な工房もこの世界のルールだけは守ってたんだよ」


 ルール破るとはじき出されるんだ。

 あの工房もルール破ってるように見えてルールは破ってなかったんだ。

 まあ、運営の一部がグルだったというのもあるみたいだけどね。


 となると幽霊が入ったとしても本当に危険なのははじかれるってことね。

 ハッキングとかもおそらくは出来ないんだろう。

 道理で運営の一部が関与しているのに簡単に撃退できたわけだよ。

 肝心のゲームのルールそのものを無視することはは出来なかったからだったんだね。


 にしても、錬金術といいコクウが求めてる情報があるしこのゲームってただのゲームじゃ無い気がしてきた。

 制作者を増やすという目的が開示されてるけど単純な制作者を増やすってだけが目的のゲームでは無い気がしてきた。

 でも、その辺は気にするべきではないのかもね。


「でも、そうなるとコクウは私達と行動してて良いの?」


 一人で行動して色々やった方が良い気がする。


「べつにいいんだよ。というよりどこで情報を入手出来るか見当が付いてないしね。案外イベントで入手出来るんじゃないかなって思ってるから君たちと行動するメリットは無いわけじゃ無いよ」


「ああ、イベントはプレイヤーが関与してないと参加不能でござるからな」


 なるほどね。

 ルールを守りつつ探索するにはプレイヤーの協力が必須な訳ね。

 どこにあるのか分からないなら一緒に行動した方が良いという考えなんだね。


「というわけで意味はあるんだよ。純粋に君たちと一緒に居るのがおもしろいと思ったのもあるけどね」


 私達と居るのが面白いね。

 それを言われると結構嬉しいね。


「そんなわけで今後もよろしくね」


 これで本当の意味でコクウは私達の仲間になったということだね。

 なんだかんだで継続して続いてた感じだったしね。


「ところで、オイラは見つけるつもりが無かったけど見つけてしまったといった感じか?」


「そうだね。といってもボク自身が探してるアルター本人なのかはっきりしないんだけどね」


「あ~セクターってやつはお前の知る奴じゃなかったんだよな」


 まあ、それに関しては完全にはっきりしてるもんね。

 だって完全に役割が与えられてるもん。

 外から来た人がちゃんとした役割を与えられているとは思えない。


「そうか。まあいい。オイラはこのままここで商売を続けるよ」


 人はこないけどね。

 さて、と。


「それじゃあ、あそこにある転移ポータルで一度帰還しようか。明日からはここで水圧克服訓練といこう」


 え? 転移ポータル?

 あ、あそこに転移ポータルあったんだ。


「ああ、あれは探索中に発見した機能してないなにかしらの祭壇だったんだよな。持ち帰って動くようにしたのがあれだ」


 機能してない祭壇ってことは転移ポータルは機能してない状態で放棄されてるってこと?

 そうなると転移ポータルを探してもすぐには使えない可能性が高そうだね。

 安全地帯を作るらないといけない感じかな。


「一応オイラが居る周辺にあるその祭壇は再起動させてる。ここを生存可能な領域にしているのはこの祭壇のおかげだしな」


 転移ポータルってそういう機能があったんだね。

 転移で空気を引っ張ってきてるのかな?


「アルターは付いてこないのか?」


「どうせ行ったところで知り合いもいないからな。それに、一度それを使ったらここに単独で戻ってくるのは厳しくなるんだろ」


 あ~単独で戻ってくるのはたしかに厳しくなるね。

 プレイヤーなしで転移ポータルを使う事は出来ないし転移ポータルを使った後プレイヤー無しにその場にとどまることはできないからね。

 つまりここを動く気はないってことね。


「気が向いたらここに来て買い物でもしてくれ。明日には良い代物を用意しておくんでな」


 良い代物ね。

 良い代物って言うくらいだから期待しておこう。

 まあ、購入するかどうかはわからないけどね。


 私達は転移ポータルで転移して工房へと帰還した。

アルター「アレが良い価格で売れそうだな。流石に地図なしで到達できるような場所では無いからな」

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