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045 エネルギーを自己生産しよう

 ◇ ◇ 6月18日 砂鉄の大地 ヒュルリ砂鉄山 ◇ ◇


「かなり魔力量が増えてきたでござるな」


「闘気の量もね」


 私との相性も相まってオボロはかなりの速度で急速に成長していった。

 魔力量は以前の数十倍、闘気も一日中放出出来るくらいに大幅にパワーアップした。

 レクト達が7倍くらいだと考えると凄い成長速度だよ。


 最も、保持エネルギー量が増えただけだから戦闘継続能力が上がっただけだけどね。

 でも、これだけエネルギー量があれば一気に強くなりそうだよね。

 身体強度を引き上げれば特殊能力無しでの一対一でコクウと渡り合えそうだ。

 スキルまで解放したらコクウと良い勝負が出来るんじゃ無いかな?


「いや、とんでもない速度で保有エネルギー量が増えてるね。いくら何でもそんな一気に増えるなんておかしいぞ」


 だろうね。

 かなりおかしい事なのは分かってたことだよ。


「よっぽど相性が良かったんだろうね」


 まあ、ゲームの中じゃ私と同じような人ってオボロしか居ないもんね。

 だからこそ凄く相性がいいんだろうね。


「さて、皆それなりにエネルギー量が増えてきたところだしフェーズ2に向かおう。フェーズ2は一点に蓄積したエネルギーを循環させてエネルギーを発生させるんだ」


「エネルギーを発生させる?」


「そう、外部からの補給ではなく自分自身の内部からエネルギーを生み出すんだよ」


 いまさらだけどかなり色んな法則に喧嘩ふっかけてるよね。

 硫酸に耐えられるようになる体作りだとか二酸化炭素分解だとか・・・・・・・

 挙げ句の果てにはエネルギーの自己生産まで出てきたよ。

 このゲームは何処までいくんだろうね。


「これは内側のエネルギーを無意識にかき混ぜて循環させエネルギーを常時生み出せるところまでやるよ。ここからが一番難しいからね」


 かなり難易度が高くなったね。

 つまり寝ている間も起きている間も無意識にエネルギーをかき混ぜてエネルギーを生産しろって事でしょ?

 普通に難しいと思う。


 そして、多分コレが上手く行くと時間経過でエネルギーの保有量が徐々に増えていくんじゃ無いかな?

 相当すごい技術だと思うよ。


「これもリエラは使えたのかな?」


「いや、流石にこれは秘匿技術だし上位冒険者でも覚えてるような代物じゃ無い」


 秘匿技術なのこれ!?

 ってことはこの技術を獲得している人はそんなに居ないって事?


「とはいえ、リエラは別の方法で似たようなものを獲得してるからね。でも正直そういう風に獲得に至るのはボクとしてもどうかと思うからね」


「リエラ姉の方法は何か問題があるのでござるか?」


「問題しか無いね。普通に命の危険がある方法だし、他にも・・・・・・いろいろとね。必ずしもそうとは限らないけども勝手にボクが言うのもなんだしね」


 どうやらコクウが口に出すのをためらう程とんでもない方法らしい。

 命の危険は分からないけどためらうというのは恐らく・・・・・・そういうことなんだろうね。


 ってことは知らなかったけどリエラってあれだったんだろうね。

 覚醒経緯は分からないけどほぼ間違いなく悲惨な目に遭って覚醒に至ってる。

 オボロ達にはアレを覚醒はして欲しくないかな。

 深い絶望を味合わなきゃ覚醒出来ないとかいろいろと問題しか無いからね。


「命の危険でござるか・・・・・・それなら望むところではござるが・・・・・・」


「偶発的に引き起こされる何かなんだろうな。しかも色々と厳しいコクウが言うのをためらうって事は相当碌でもない、あるいは悲惨な手段なんだろうな」


「まあ、勘違いするかもだし一応後者であるとだけ言っておくよ」


 後者だからこそ悲惨なんだけどね。

 リエラって呪いとか考えると相当壮絶な過去を持ってそうだね。

 しかも姉弟達にも秘密にしてるしね。


「リエラ姉・・・・・・一体過去に何があったの?」


「ドルフィスは何か知ってるのか? お前って確か呪い受ける前の冒険者としてのリエラに会ってるんだろ?」


 ドルフィスってちゃんとした冒険者のリエラと会ってたんだ。

 まあ、二人の姉弟が会ってないというのは言動から知ってたことだけどね。

 ドルフィスも知らないと思ってたから意外だったよ。

 というか何かドルフィスの口数が少ない気がする。


「・・・・・・いや、俺も知らないな」


 あ、これは間違いなく知ってるね。

 でもかなり言いたくなさそうだ。

 これは覚醒経緯も知ってる可能性がありそうだね。


「そんなことよりも俺等にはやるべき事があるだろ。ほらエネルギーを生み出す訓練を始めるぞ」


「ああ・・・・・・」


 オボロは気がついてないけどレクトは完全に察してるね。

 これはドルフィスが言いたくなる時まで待った方が良いかもね。


「さて、それじゃあ始めようか」


 そして私達はちょっとしたもやもやを残しつつもエネルギーの自己生産をするための訓練を開始した。

ドルフィス「・・・・・・」

レクト(馬鹿か僕は。ドルフィスの加入経緯を考えればすぐに分かることだろ。そうだよ、よく考えなくてもあの時の出来事だろう。オボロは覚えてないだろうから気がつかないのは無理も無いが知ってる僕が気がつかないでどうするんだ)

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