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043 魔力を増やす方法

 ◇ ◇ 6月15日 かつての水竜岬 ◇ ◇


 思ったより早くオボロ達が水中戦闘が可能なレベルに至った。

 私の予想だともう少し時間がかかると思ってたからね。


「結構厳しいでござるがな」


「水中での活動は恐らく3時間が限界だろう。魔力を補給すればもう少しいけそうではあるが・・・・・・」


「やっぱり活動限界はあるよね」


 いくら魔力消費量が皮膚呼吸で削減できるといえど微々たる物だしね。

 ちなみに3時間は常に戦闘し続ける前提での時間だから実質もっと時間は増えるだろうけどね。

 幸いにも魔力を攻撃手段として使うメンバーは居ないから戦いすぎて活動限界が縮まる事は無いだろう。


「魔力容量を増やす方法はないのでござるか?」


 そんな都合の良いものがあるとは思えないけどね。

 地道に特訓して徐々に増やしていかないと・・・・・・


「魔力というよりエネルギー量を増やす方法はあるかな」


「「あるの!?」じゃなかったあるのでござるか!?」


 あ、なんかかぶった。

 オボロの素が一瞬出たね。


「方法としては体内の魔力、闘気など様々な力をエネルギーを格納する場所に集中させつつ周囲からエネルギーを補給するって方法かな。コレなら結構早く大量に体内エネルギーを増やせるよ。身体強度を鍛える物じゃ無いから出力は上がらないけどね」


「なるほどね。だとするとヒュルリ砂鉄山が訓練場所としては最適なのかな?」


 あそこは空気が無い代わりに魔力で満ちあふれているからね。

 常時魔力が補給される状態みたいなものだよ。


「結構良い訓練場所だな。ボンベがあれば常に集中し続けられるんじゃ無いか?」


「まあ、二酸化炭素分離させたら8割くらい魔力を持っていかれるだろうから非効率だろうしね」


「それにフェーズ1でも結構難しいと思うからね。回復速度上昇のフェーズ2に入ったら分離なんてしてるヒマは無いよ」


 あ、エネルギーの集中は第一段階なんだ。

 回復速度上昇ってどういうこと?


「ちなみに回復速度が上昇すれば体内で自然とエネルギーを生成できるようになるんだよね。だからうまくいけば常に無呼吸でいることも出来るようになるよ」


「それはヤベェな」


「まあ、短期間でそこまでいけるとは思ってないけどね。水中で丸一日無呼吸で過ごせるようになればそれでいいと思ってるから」


 いくら訓練がよくても時間が足りないんだよね根本的に。

 時間は余りないし深海の探索もあるしでそれほど時間が残ってるわけじゃ無いんだよね。


「そこまで行くにはどのくらい時間がかかると思う?」


「それはやってみないと分からないね。ボク自身、この訓練がどれだけ難しいか知らないからね」


 そうなんだ。

 となると間に合うかどうか本当に分からないね。


「本当に時間が足りない・・・・・・・」


「ドラゴン退治の比じゃ無いからね。シャウラも無理じゃないかとは言ってたから」


 実際にやり始めて分かるよね。

 本当に時間が足りなさすぎる。

 せめてもう少し時間が欲しい。


「とりあえず時間が足りないと嘆いているよりも行動しよう。案外すぐに習得できるかもしれないだろ?」


「ボクはそうは思わないけどね。まあ、やってみれば分かると思うよ。最悪失敗しても致命的な問題にはならないからね」


 致命的な失敗にはならないね。

 確かにその通りだ。

 コレに失敗したら誰かが死ぬということはないからね。

 ただ、リエラが目覚めるのが遙か未来になるだけでね。

 自力で天空都市を探し出すのにどれだけ時間がかかるか分かった物じゃ無いからね。


「じゃあ、出発しようか。目指すはヒュルリ砂鉄山だよ」


「そうだ、ボクが皆を訓練している間ホムラはどこか別の場所で・・・・・・」


「それは出来ない決まりだよ。ポータルで転移した冒険者達にはプレイヤーが最低でも一人はついてないと駄目だからね」


 そういう決まりがあるんだよね。

 町や工房、拠点から出発した場合は問題ないんだよね。

 そこを移動するのは冒険者達でも出来るからね。


 でも、プレイヤーを介さないと転移出来ないポータルを出口にした場合の探索はプレイヤーが最低でもパーティに一人はいないと探索を続行できないんだよ。

 転移ポータルを使って大量の冒険者を派遣するというのを防ぐシステムだろうね。

 だから、いくら冒険者が採取と貸せずに現地で訓練するんだとしてもプレイヤーが一人は付いてないといけないんだよ。

 そして、ヒュルリ砂鉄山の環境で生存出来るかというのもあるからね。

 まあ耐えられそうな人は居るけど全員手が空いてないから訓練の為にとかは出来ないからね。


「はあ、そうなると工房でホムラに何かを作らせておくことも出来ないのね。仕方ない、このまま出発しよう」


 そして私達は転移ポータルを使用してヒュルリ砂鉄山へと転移していった。

コクウ「本当に時間が足りない・・・・・・・」

ホムラ「だね・・・・・・」

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