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042 水中で呼吸するために

 ◇ ◇ 6月12日 かつての水竜岬 ◇ ◇


「昨日は酷い目に遭った」


「そうだな・・・・・・・」


 たかが一瞬の痛みだけで倒れた二人が何か言ってるよ。

 凄い痛みとは言え一瞬なのにね。

 いつも私が味わってる痛みよりも遙かに弱い痛みなのにどうして耐えられないんだろうね。


「あんな痛みで気絶するようじゃドラゴンブレスに耐えられるようになっても痛みで気絶して結局敗北って事になるから耐えられるようにしておいた方が良いよ」


 コクウが二人に対して警告した。

 まあ、ドラゴンブレスを耐えられるようになっても痛みなんかは普通にあるらしいからね。

 この程度が耐えられないようじゃ今後苦労するって事なんだろうね。


「分かってるよ。不意打ちとはいえ一瞬とはいえ気絶するとかボク自身も情けないと思ってるからな」


「俺なんかはタンクだからなおさらだな。タンクが傷みがとかで逃げ出すとか本当に情けなすぎる」


 まあ、正直タンクが逃げ出すのはどうかと思うね。

 アドレナリンが出てないから痛みを感じやすいんだとか色々と理由はあるんだろうけどね。


「さて、今日から水中で長時間活動できるように皮膚から水の中の酸素を吸収する皮膚呼吸を覚えて貰うよ」


 まあ、普通の皮膚呼吸と違うから実質エラ呼吸と大差ないんだけどね。


「ところで昨日考えたんだが・・・・・・酸素ボンベとかで水中に潜れないのか?」


「無理だね。深海とかそのレベルになるとどういう風にボンベを作れば良いか分からないからね」


 水圧と内側の高気圧に堪えないといけないボンベなんて簡単には作れないよ。

 正直材料も思いつかないからね。

 現実だとそんな深海だと人間の体が持たないからそもそもそんなボンベが存在しないし・・・・・・

 潜水艦とかだと話は別なのかもだけど潜水艦って門外不出の技術だから調べようが無いんだよね。


「なによりモンスターにそこを狙われたら終わるというリスクがあるよ。ボンベを使うにしてもある程度は自力で補充できないと厳しいよ」


「よく考えたらそうだよな。というか頭の良いモンスターが弱点を狙わないとかあり得ないもんな」


 背中のボンベなんて弱点丸出しにも程があるからね。

 イティア曰く頭の良いモンスターは弱点を狙ってくるとのことだからね。


「皮膚呼吸だけでまかなえるとは思えないから水中でも二酸化炭素の分解が出来るようになった方が良いと思うけどね。皮膚呼吸による補助があれば魔力消耗も大幅に減るでしょ」


「あ~それもやらないとなのか。きついんだよなあれ・・・・・・」


 あ~皮膚呼吸だけじゃまかなえそうに無いんだね。

 そういうのにコクウが言ってるし本当にまかなえるか怪しいんだろうね。

 でも、消耗は減るなら問題ないかな。


「だが、魔力消耗の関係上水中でずっと活動できるわけじゃ無いよね。転移ポータルが水中にあるかどうかも怪しい。水中に拠点を構える用意はしておいた方が良いだろうね」


「拠点ね。お金とかかかりそうなんだけど・・・・・・」


「危険地帯に拠点を構える分には問題ないよ。その代わりエネルギーは自力で入手しないといけないとかあるけどね」


 ああ、お金がかからないのね。

 拠点を構える分には材料だけがあれば問題ない感じなんだ。

 でもエネルギーが必要になるのね。

 そうなると恐らく転移ポータルを作ったところで起動して維持するエネルギーをどこからか調達しないといけない訳か・・・・・・


「私も私で考えないといけないことは多そうだね」


「深海に挑むんだから当然そこにいくのも厳しいだろうからね」


 深海、本当にやっかいそうだね。

 到達してもそこでドラゴンと戦わないといけないわけだしね。


 これを一月でってかなり厳しすぎるよ。

 どこかに生産スキルの習得試練みたいに加速空間には入れる場所とか無いかな?

 流石に短すぎてたどり着けるかも怪しいからね。


「暗闇の森のドラゴン討伐より遙かに難易度が高そうでござるな」


「当然だよ。暗闇の森のドラゴンは私単独で倒せる程弱い個体だからね。しかも場所も簡単にたどり着ける場所なんだから難易度は桁違いだよ」


「本当に厳しいな。僕もどうにかして水中でも弓がつかえるようにしないと・・・・・・・」


 かなり課題が山積みだよ。

 一月でこれだけのことを行えなんてかなり厳しいと思うんだけど。

 でも、やらないと始まらないよね。


「とりあえず一つずつやっていこう。それじゃあ薬品を飲んだら皮膚呼吸の修行に入って」


「了解した」「分かったでござる」「ああ」


 そしてオボロ達は足を水につけて皮膚呼吸を出来るように訓練を始めた。

 そのうち全身が水に浸かって最終的に完全に水の中で薬品なしに呼吸できるようになるだろう。

 何日かかるかは分からないけどね。


「それじゃあ、ボクは水中でモンスターを狩ってくる。ホムラも水中で行動できるみたいだし一人で守り切れる付近で素材収集でもしているよ」


 そして私とコクウは水中の素材を集める。

 これで水中の拠点作りに役に立てるつもりだ。

 さて、ここから行動開始だ。

 果たして間に合うのだろうか?

シャウラ「私って最近空気な気がするな・・・・・・」

ビュウス「メタい発言だな。まあここではフィルとロギロスの出番だからステイだ」

シャウラ「は~い」

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